通信用語の基礎知識 IPv4
戻る
発見!イイお店

液水液酸エンジン

辞書:科学用語の基礎知識 天文学ロケット編 (UROCKET)
読み:えきすい・えきさん・エンジン
外語:LOX/LH2 英語
品詞:名詞

記事の有効期限について

この記事は更新履歴情報のない、旧形式項目です。久しく更新されておらず、古い記述を含む可能性があります。

更新すべき内容を見つけた場合は、ページ末の報告フォームよりお知らせください。また、現在当サイトは編集仲間を求めています

推進剤に液体水素液体酸素を使う液体燃料ロケットのエンジンの俗称。

LOX/LH2ともいう。

液水液酸のロケットは、燃料の扱いを含め全ての面において扱いが極めて難しい。にも関わらずロケットで使うのは、ひとえに効率が良いからである。同じ質量の燃料がロケットに積載できるなら、効率の良い燃料を使ったほうが機体のコンパクト化にも貢献するなど、多くのメリットが得られる。その一方、そもそも保存の効かない燃料の充填や管理には、多くの配慮が必要になる。

従って、液水液酸エンジンというのは、本来何度も点けたり消したりできるものではない。従来、二段目で何度も再点火する必要がある場合、例えば欧州のアリアン5ロケットでは、一段目は液水液酸だが二段目は四酸化窒素と非対称ジメチルヒドラジンが使われ、液水液酸は避けられていた。

そこへ来て、日本のNASDAが開発したLE-5Bロケット(H-ⅡAロケットの二段目)では再々点火(計3回の点火)を実現し、技術的には世界最高水準に達した。

関連する用語
液体燃料ロケット
LE-5A
LE-5B
LE-7
LE-7A

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club