脱離反応

読み:だつりはんのう
品詞:名詞

付加反応の逆の反応で、一般に隣り合った炭素に結合した二つの原子や原子団が除かれて二重結合ができる反応のこと。

例えば、2-ブロモプロパンにナトリウムエトキシドが結合し、プロペン(プロピレン)79%とエチル-2-プロピルエーテル(21%:置換反応生成物)とエタノールと臭化ナトリウムができる((CH3)2CHBr+C2H5ONa → CH3CH=CH2 + (CH3)2CHOC2H5 + C2H5OH + NaBr)脱ハロゲン化水素反応、エタノールが180℃の濃硫酸中で水がとれエチレンとなる(CH3CH2OH─[濃硫酸180℃]→CH2=CH2 + H2O)脱水反応、2-メチルプロパンが触媒を利用して2-メチルプロペンと水素になる((CH3)2CHCH3─[Cr2O3-Al2O3(触媒)]→(CH3)2C=CH2 + H2)脱水素反応、などがある。

関連する用語
付加反応

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club