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都市ガス

辞書:科学用語の基礎知識 化学物質用語編 (NSUBY)
読み:としがす
外語:LNG: Liquid natural gas 英語
品詞:名詞
2011/06/17 作成

電気や水道と共にライフラインを作るものとして、ガス管により供給される気体燃料。

国や時代により様々であるが、現在の日本では、中東などから輸入した液化天然ガス(LNG)が供給されている。

さらに、現在は天然ガス液化石油ガス(いわゆるプロパンガス)を混合して熱量を上げた「13A」と呼ばれる規格のガスが現在の都市ガスの主流となっている。

特性

古くは都市ガス自体に一酸化炭素が含まれておりガス漏れ時に中毒が発生したが、現在日本で供給されているものは一酸化炭素を含まない。このため、窒息の場合は別として現在の都市ガス(天然ガス)は無毒である。

天然ガスそのものは、発熱量が液化石油ガス(プロパンガス)の半分以下しかなく、火力が弱い。

規格

現在の主流は「13A」である。数字は発熱量、英字は燃焼速度を表わす。

  • 1m³あたりの発熱量
    • 12 ‐ 10Mcal (約41MJ)
    • 13 ‐ 11Mcal (約45MJ)
  • 燃焼速度
    • A ‐ 遅い
    • B ‐ 中間
    • C ‐ 速い

なお、液化石油ガス(プロパンガス)は100.5MJ/m3である。

関連する用語
天然ガス
液化天然ガス
液化石油ガス

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