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1960年代(昭和30年代中半)位までによく使われた、増幅作用をもつ電子管であり、能動素子である。
真空管の技術を応用した特殊な電子管に、次のようなものがある。
真空管の主な外形名に、年代の古い順から次のようなものがある。
真空管の設計にもよるが、概ね2種類から3種類の電源が必要となり、各々で電圧も異なる。
A電源とC電源は同じ電圧で使える(ことが多い)が、B電源だけは特別で、高い電圧が必要となる。
グリッド電圧は0Vから6V程度まで変化させる。このグリッド電圧を上げると、プレート電圧はその数倍の勢いで減少する。つまり、増幅作用があったことになる。
一方、グリッド電圧を変えてもカソード電圧はほぼ変動がない。これをカソードフォロワーといい、トランジスタではエミッタフォロワーに相当する。バッファーとして使う場合は、ここから電流を取り出す。
誕生の経緯は、1883(明治16)年にアメリカの発明家トーマス・エジソンが「エジソン効果」と呼ばれる現象を発見したことに端を発する。
これは電球の中に金属板(プレート)を入れると、高温のフィラメントから電子が飛び出すことで、プレートとフィラメント間に電圧をかけると電流が流れるというもの。
高温になっていないと電子は飛び出さないので、逆方向には流れない。これをそのまま利用して整流などに使えるようにした「二極真空管」が 1904(明治37)年にイギリスの電気工学者フレミングの手によって誕生した。
その2年後の1906(明治39)年、プレートとフィラメントの間にグリッドという金網状の電極を入れ、これに負の電圧をかけて変化させると、プレート‐フィラメント間の電流を大きく変化させられることを発見し、初めての増幅作用を持つ素子「三極真空管」が誕生した。これはアメリカの発明家リー・ド・フォレストの手による。
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