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MDMA

辞書:科学用語の基礎知識 薬学・精神薬編 (BPHARM)
読み:エムディーエムエイ
外語:MDMA: Methylene Dioxy Meth Amphetamine 英語
品詞:名詞
2002/01/20 作成
2009/08/05 更新

科学用語の基礎知識・非合法薬物情報

国内法では非合法または近日非合法化される物質です。

本項目は、情報の提供のみを目的としています。免責事項もご覧ください。

合成麻薬の成分。エクスタシー(ECSTASY)で使われている。麻薬及び向精神薬取締法で麻薬指定。

  • 組成式: C11H15NO2
  • 分子量: 193.25
  • 比重: (該当資料なし)
  • 融点: (該当資料なし)
  • 沸点: (該当資料なし)
  • CAS番号
    • 69610-10-2 ‐ MDMA (ラセミ体)
    • 64057-70-1 ‐ MDMA HCl (ラセミ体)
    • 66142-89-0 ‐ S-(+)-MDMA
    • 69558-32-3 ‐ S-(+)-MDMA HCl
    • 81262-70-6 ‐ R-(-)-MDMA
    • 69558-31-2 ‐ R-(-)-MDMA HCl
    • 42542-10-9 ‐ エクスタシー
  • ICSC番号: (登録なし)
  • 化学名: 3,4-methylenedioxymethamphetamine

MDMA
MDMA

  • 外観: 無色透明の油状液体または白色結晶粉末
  • 溶解性: (該当資料なし)

誘導体、関連物質の例

  • MBDB(N-methyl-α-ethy-3,4-methylenedioxy-phenethylamine)
  • MDA(3,4-methylenedioxyamphetamine)
  • MDE(3,4-methylenedioxyethamphetamine)
  • MDEA(3,4-methylenedioxyethylamphetamin)

流通

以前は「アゲ玉」、最近では「SEXドラッグ」などと呼ばれているらしい。

錠剤にそのまま「SEX」と描かれているとされており、渋谷のクラブなどで売られていたりするらしい。

作用機序

メタンフェタミン(覚醒剤)に似た構造を持つが、作用機序は異なる。幻覚剤にも分類されるが、一般的な幻覚剤と違って幻視・幻聴は無いとされる。

MDMAは、脳内でセロトニンを過剰分泌させることで、人為的にセロトニン症候群を引き起こす。これにより、多幸感などをもたらすとされる。

経口服用後、1時間程度で効果が現われ始め、4時間〜6時間程度持続する。

副作用など

毒性・危険性は低いとされる。

但し、末端で売られている物には何が混ぜられているか分からないので、使うべきではない。最悪で死ぬ危険性がある。

俳優の押尾学がMDMA使用容疑で逮捕された事件で、MDMAの錠剤を2錠服用した銀座ホステスが死亡し、大騒動となった。但し、これを著している時点では因果関係は捜査中である。

規制区分

用語の所属
麻薬
関連する用語
MDEA
MDA
MDE
MBDB

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