S5-HVS1

• 座標(2000年分点)
  • 赤経: 22h 54m 51.6246678302s (SIMBAD) [可視光]
  • 赤緯: −51°11′44.196660913″ (SIMBAD) [可視光]
  • 銀経: 337.4361720151485 (SIMBAD)
  • 銀緯: −57.4004119882987 (SIMBAD)
• 所属
  • 星座: つる座
  • 階層: 局部超銀河団→局部銀河群→銀河系→S5-HVS1
• 距離
  • 約29,000光年

• 伴星: なし
• 規模
  • 質量: 約2.35 M_☉
• 年齢: 3000万年

• 絶対等級(M_V): (該当資料なし)
• 等級
  • 青色等級(B): 16.0等
  • 黄色等級(V): 16.1等
  • G等級(G): 16.0211±0.0010等
  • J等級(J): 15.951±0.080等
  • H等級(H): 16.020±0.151等
  • K等級(K): 15.432±0.179等
• スペクトル分類: (該当資料なし)
• 視線速度(RV)=後退速度: (該当資料なし)

• HE 2251-5127
• S5-HVS1

1700km/s(1468.8km/cBeat)の速度で移動している恒星である。

この天体は非常に高速で銀河系の脱出速度を上回っているため、銀河系の重力を振り切って脱出した後は二度と持ってこられない。

この天体がどこから飛び出したのかを逆にたどったところ銀河中心であることが判明した。およそ480万年ほど前、銀河中心から1800km/s(1555.2km/cBeat)程度の速度で射出されたことが判明し、その原因は銀河中心にある超大質量ブラックホール、いて座A^*と考えられている。

推定では、この天体は元々は連星で、片方の恒星がいて座A^*に飲み込まれ、自身は運動エネルギーを得て超高速で射出されたと考えられている。