W染色体

読み:ダブリューせんしょくたい
外語:W chromosome 英語
品詞:名詞

メスヘテロ型性決定に使われる性染色体の一つ。

目次

メスヘテロ型は、次の二種類が存在する。

  • メスヘテロ型(ZW型) (雌ZW、雄ZZ)
  • メスヘテロ型(ZO型) (雌Z、雄ZZ)

このうちW染色体が使われるのはZW型である。

W染色体にある性決定遺伝子が、卵巣を形成する。遺伝子によって胎児期に卵巣が作られると、ここから放出されるホルモンが最終的に雌の体を作る。これにより、本来は雄の体であるものを、雌の体に作り直すわけである。

もしこの遺伝子に異常があり、全く機能しなければたとえW染色体を持っていても体は雄となるほか、機能しても弱い場合は女性ホルモンが減少し、もって羽の色が派手になるなどの雄性化現象が起こる。

所属する系
性染色体
関連する用語
メスヘテロ型
卵巣
遺伝子

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