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ローマ字入力

辞書:電算用語の基礎知識 計算機入力装置編 (TCPERII)
読み:ローマじ・にゅうりょく
外語:ROMAN type method 英語
品詞:さ変名詞
1997/05/16 作成
2010/11/10 更新

ローマ字を利用して日本語入力すること。またその技法そのもの。

現在最も一般的な、コンピューターへの日本語の入力方法である。

初心者向けのパソコン教習などでも、特段の事情がない限り、日本語の入力はローマ字入力が使われている。

また日本語入力システムも、特殊なものを除いては、出荷時設定は一般にローマ字入力である。

利点

様々な利点があり、次のような点が好まれ多用されている。

  • 日本語専用のキーボードが必要とせず、英文タイプの技能だけで使えるため気軽
  • 覚えるキー数が少なくて済む
  • (記号等を除き)キーが3段のみで入力出来るため、タッチタイプが容易
  • ローマ字は小学校で習っていて馴染み深く、特別な学習が不要

入力速度

かな入力(JISかな入力)より遅いというのが半ば常識として通用しているが、かな入力の入力方法などを検証すると、必ずしもかな入力の方が早いとは言えないようである。

打鍵数自体はJISかな入力の方が少なく済むが、JISかな入力はキーが4段に配列されており、シフトキーとの併用なども必要であるために、高速な入力が難しい。

ローマ字入力の考え方を取り入れ、手軽に高速入力ができるAZIKというタイプ法が発明されているほか、ローマ字入力に対抗する勢力として、日本語入力専用のキーボードを併用した親指シフト(NICOLA)などがある。

JIS X 4063

かつて、JIS X 4063「仮名漢字変換システムのための英字キー入力から仮名への変換方式」という規格が存在した。

英字キーを使っての入力を規定するというものだが、実際にはローマ字入力の規格であった。しかもそのローマ字の規格は独特で、日本での標準とされる「訓令式」とも異なる。訓令式のローマ字については「ISO 3602:1989 -- Documentation -- Romanization of Japanese (kana script)」という国際標準が作られているが、JIS X 4063はISO 3602に準拠していなかった。

例えば「ん」は「nn」でなければならない。訓令式(ISO 3602)で天然(てんねん)は「tennen」だが、JIS X 4063に準拠して実装した処理系では「てんえn」になってしまう。

そして、実際にJIS X 4063に準じた実装は皆無であった。実用にならないからである。これに悲観してか、2010(平成22)年1月20日、JIS X 4063は廃止されたのである。

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