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ファクシミリ

辞書:通信用語の基礎知識 固定電話技術編 (WTELFT)
読み:ファクシミリ
外語:FAX: facsimile 英語 , 传真机 大陸簡体 , 傳真機 台灣正體
品詞:名詞
1997/08/07 作成
2008/07/14 更新

原稿の印刷内容を電話回線や無線などを利用し伝送する装置。英語で「電送写真」「複写」の意。通称は「FAX」。

一般的なファクシミリは、次の二つの装置からなる。

電話機の機能が付いているものは、受話器送話器が付けられている。家庭用の場合は、このようなものが多い。

複合機と呼ばれる装置は、コピー機の機能が付けられている。会社用では、このようなものが多い。

特徴

原稿をスキャナーで読み取るとディジタルのデータとなる。

これを電話回線で送受信するため、「音」に変換する。音にすることで、この情報は会話と同様に電話回線で送ることができる。

受け側は音から元のディジタルデータを復元し、これを紙に印刷することになる。

FAX規格

どのように音に変えるかにより、効率に大きな差が出て来る。かくして一枚送るのに要する時間が変わってくる。

そこで、幾つかの方法が考案され、勧告された。G1とG2はアナログ方式で古く、今では殆ど使われていない。今最も使われているのはG3である。

  • Group 1 (G1)
    • 端末特性: ITU-T T.2
    • 伝送手順: ITU-T T.30
    • 仕様特徴: 圧縮手順を使わず、電話回線により文書を伝送する
    • 伝送時間: 約6分(A4)
  • Group 2 (G2)
    • 端末特性: ITU-T T.3
    • 伝送手順: ITU-T T.30
    • 仕様特徴: 帯域圧縮手順を用い、電話回線により文書を伝送する
    • 伝送時間: 約3分(A4)
  • Group 3 (G3)
    • 端末特性: ITU-T T.4
    • 伝送手順: ITU-T T.30
    • 仕様特徴: 情報圧縮手順を用い、電話回線により文書を伝送する
    • 伝送時間: 約1分(A4)
  • Group 4 (G4)
    • 端末特性: ITU-T T.6、ITU-T T.503、ITU-T T.521、ITU-T T.563
    • 伝送手順: ITU-T T.62、ITU-T T.70、ITU-T T.62bis
    • 仕様特徴: 情報圧縮手順を用い、ISDN回線などにより文書を伝送する

モデム規格

パーソナルコンピューターでも、アナログモデムが使われた時代には、モデムにファクシミリと交信する機能が付けられていた。

ITU-Tでは、ATコマンドの拡張によって実装されており、次の二種類がある。

  • Class 1 FAX ‐ TIA/EIA-578
  • Class 2 FAX ‐ TIA/EIA-592

それぞれ、次のようなITU-T勧告を使用する。

  • データ
    • ITU-T V.27ter ‐ 2,400bps/4,800bps
    • ITU-T V.29 ‐ 4,800bps/9,600bps
    • ITU-T V.17 ‐ 9,600bps/12,000bps/14,400bps
  • 制御
    • ITU-T V.21 ‐ 300bps
    • ITU-T V.27ter ‐ 2,400bps

モデム間での交信は制御用の勧告、主にV.21、必要に応じてV.27terが用いられる。

実際のデータ伝送時は、より高速な他のモデムを用いることになる。

無線のFAXは、電波法施行規則に定義がある。

第一章 総則

(定義等)

第二条 電波法に基づく命令の規定の解釈に関しては、別に規定せられるもののほか、次の定義に従うものとする。

二十三 「フアクシミリ」とは、電波を利用して、永久的な形に受信するために静止影像を送り、又は受けるための通信設備をいう。

関連する用語
電話回線
無鳴動着信
テガルス

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