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DAD

辞書:通信用語の基礎知識 通信技術中編 (CTTRAN)
読み:ディーエイディー
外語:DAD: Duplication Address Detection 英語
品詞:名詞
2014/11/14 更新

重複アドレス検出。IPv6のアドレス自動設定の方法の一つ。

ステートレスアドレス自動設定において、自分のMACアドレスから生成したIPv6アドレスが本当に利用できるかを確認する方法。

目次

まず、そのIPv6アドレスをネットワークの近隣ノードへ投げる。

もし同じアドレスのノードが存在した場合、そのノードがそのアドレスを既に使っている旨を返すので、重複することがわかる。

他のノードからの応答が、少なくとも1秒なければ、そのIPv6アドレスは利用可能と判断される。

もし重複があればそのアドレスは利用出来ないため、そのアドレスは放棄し、DHCPv6などを用いたステートフルアドレス自動設定が必要となる。

仕様は当初RFC 1971によって定義されたが、これはRFC 2462、そしてRFC 4862「IPv6ステートレスアドレス自動設定」によって置き換えられ、このRFCはStandards Track(標準化過程)とされている。

また同様に標準化過程のRFC 4941によって、IPv6ステートレスアドレス自動設定のプライバシー拡張が既定されている。

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