FC-AL

読み:エフスィーエイエル
外語:FC-AL: Fibre Channel Arbitrated Loop 英語
品詞:名詞

ファイバーチャネルを利用してデバイス(サーバーストレージ)を接続するインターフェイス。ファイバーチャネル調停ループ。

目次

ループ状インターフェイスとなっており、全デバイスが一本のファイバーチャネル帯域を共有するリング型ネットワークである。

接続形態としては、中心となるFC-AL HUBに各々のデバイスを接続するスター型接続や、デバイス内蔵のHUB機能を用いたSCSIのようなデイジーチェーン接続が想定される。

デイジーチェーンの場合は、末端にループバックコネクターを接続することでループさせる。

ループ

どのような接続形態を取ったとしても、回路中の信号は一方通行で、回路は全体としてループ状となっている。つまり往路と復路でケーブル内には二本の光ファイバーまたは銅線が存在することになる。

一つのループを全デバイスで共有する仕組みのため、接続台数が増えると性能が低下しやすく、またループ上で障害が発生した場合の問題の局所化が難しいという難点もある。

台数

FC-ALでは、スイッチなしで1ループ当り最大127台のデバイスを接続することができる。

HUB

FC-ALでは、HUBは二種類がある。

  • Managed HUB ‐ デバイスが有効となった時に接続されるもの
  • Unmanaged HUB‐ 全デバイスが常に物理的に接続されるもの

利点と欠点

FC-ALには、次のような利点と欠点が存在する。

  • HUBを介して各デバイスを接続する
  • スイッチなしで127台までのデバイスに対応できる
  • 一本のファイバーチャネル帯域を全デバイスで共有するため、台数に応じて性能が低下しやすい
  • 各デバイスに8ビットのアドレスAL_PA(Arbitrated Loop Physical Address)が割り当てられ識別に用いられる
  • ホットプラグにも対応するが、ループへのノード脱着の際にループリセットが必要
  • ループリセットの際に全デバイスへのAL_PA再割り当てが発生する

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