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半濁点

辞書:文化用語の基礎知識 言語・日本語編 (LLNJA)
読み:はんだくてん
外語:semi-voiced sound mark 英語
品詞:名詞
2011/11/01 作成
2011/11/03 更新

日本語のかな文字において、半濁音を表わす際に右上に付けて使う記号。

現在の日本語表記法では、半濁点は小さな丸で表記する「○゜」という書き方をする。

半濁音は濁音ほど使われておらず、日本語ではハ行に対するパ行のみであるため、半濁点の用途は広くはない。

日本語の音韻変化において、ハ行からパ行が分かれた際、区別のために付けられたのが始まりとされる。古くは江戸弁(べらんめぇ調)にあるツァ行/ts/の表現のためサ行に半濁点を付けたこともあったが、これは廃れている。

言語学では、半濁音だけでなく鼻濁音の表記にも使われている。

常用

50音表に含まれ、日常の日本語で使われているもの。

  • パピプペポ ‐ [pa pi pɯ pe po] ハ(h)行の半濁音

特殊用途

アイヌ語などの表記や、言語学などの学術用途。

  • ウ゚ ‐ ウの鼻音 [ŋ]
  • カ゚キ゚ク゚ケ゚コ゚ ‐ 鼻濁音 [ŋa ŋi ŋɯ ŋe ŋo]
  • ㇷ゚ ‐ プの子音のみ [p] アイヌ語などで使う

古典に見られるもの

古い文献などに記載が見られるが、今では殆ど使われていないもの。

  • サ゚シ゚セ゚ソ゚ ‐ 江戸弁のツァ行 [tsa tsi tse tso]
  • セ゚ ‐ アイヌ語のチェ [ce] 今では殆ど使われず「チェ」と書かれることが多い
  • ツ゚ト゚ ‐ アイヌ語のトゥ [tu] ト゚の方が良く使われているが、それよりも「トゥ」の方が多い
  • ラ゚リ゚ル゚レ゚ロ゚ ‐ かつて、外国語のL音に使われた [la li lɯ le lo] 今では廃れている

電算処理では、次のような符号位置を使う。

゜ (KATAKANA-HIRAGANA SEMI-VOICED SOUND MARK)
゚ (COMBINING KATAKANA-HIRAGANA SEMI-VOICED SOUND MARK)
  • Unicode ‐ U+309A
  • JIS X 0208 ‐ (なし)
  • JIS X 0213 ‐ (なし)
゚ (HALFWIDTH KATAKANA SEMI-VOICED SOUND MARK)
  • Unicode ‐ U+FF9F
  • JIS X 0208 ‐ (なし)
  • JIS X 0213 ‐ (なし)

JIS X 0208では区別が曖昧だったが、Unicodeにおいては、単独の文字と、連結用の文字が明確に区別され、双方が用意された。

関連する用語
ひらがな
カタカナ
濁点

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