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既存のガソリン車にそのまま利用できる、低公害が謳い文句の自動車用アルコール系燃料の一つ。韓国LGグループのLGケミカルが開発した。
但し、2003(平成15)年よりガイアックス等の高濃度アルコール含有燃料は販売禁止となっている。
ガイアックスを始めとする高濃度アルコール含有燃料は、アルコールを混ぜてガソリンの比率を燃料全体の50%以下に抑えることで、本来ガソリンにかかる揮発油税を払わずに済み、安価であるのが特徴である。
つまり、ガソリンに大量の水抜き剤を混ぜてみた燃料といえる。
当初は非課税だったが、2001(平成13)年に旧自治省が軽油引取税を課すことを決定し、それに自治体が従った。
ガソリンに対して安いため利用者も幾らかいるが、ガソリン車はガソリン以外が燃料に使われることを当然想定していない。
従って、ガソリンでないガイアックスを燃料に使用して車が故障してもメーカーの保証は受けられないので、使用は全て自己責任・自己判断となる。
しかし利用して燃料漏れや火災などが相次いだということで、経済産業省と国土交通省が安全評価を実施、最終的には安全上問題であると判断され、規制する法律整備の準備を始めることとなった。
2003(平成15)年2月1日に経済産業省が発表したところによると、法改正により、ガソリンに占めるアルコール比率の上限を10%程度とし、それを超えるものを販売禁止にする方向で法改正を進めることとなったようである。
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