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アカネ科の植物であるセイヨウアカネの根から得られるアントラキノン系色素。酸性で黄色、中性で赤(茜色)を呈する。
主成分は、アントラキノン系のアリザリン(Alizarin)、ルベリトリン酸(Ruberythric acid)、プルプリン(purpurin)である。またイリドイド配糖体(iridoid glycoside)に属するL-アスペルロサイド(asperuloside)も含有する。いずれも有害性が指摘されている物質である。
アメリカやEUでの使用は認められていないが、日本、中国、韓国などでは使用されていた。日本では天然の物ということで古くから使われており、最近まで "着色料(アカネ)" や "アカネ色素" などの表示義務を満たせば食品にも使用可能であった。
しかしラット(鼠)による動物実験で腎臓の尿細管に発がん性が認められたため、2004(平成16)年6月18日に厚生労働省は使用の自粛勧告を出し、7月5日には製造と使用の禁止を決定した。
とはいえ、この実験は大きな問題を抱えており、とても信憑性があるとは思えない内容である。
この実験は餌の5%に混入したものを2年与え続けた、という内容である。餌の5%とは、人間でいえば毎日500g近い量を食べ続けることに相当するが、これほどの量を食べて無害な物質など、そうそうあるものではない。例えばおなじみの食塩なら約200g、カフェインなら10g程度が致死量であるので、500gも食べたら癌になる前に死んでしまう。
その上、主成分のアリザリンは水に溶けにくい物質なのである。つまり、この実験条件は毎日砂を大量に食べさせているようなものであり、このようなことを2年も続ければ、内臓のどこかがおかしくなっても不思議ではなかろう。
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