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アルビオン

辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体名太陽系編 (USTLNSS)
読み:アルビオン
外語:Albion 英語
品詞:固有名詞
2001/05/24 作成
2020/09/06 更新

1992(平成4)年にハワイ大学のD・ジューイット、カリフォルニア大学バークレイ校のJ・ルーらによって発見された、最初の太陽系外縁天体(エッジワース・カイパーベルト天体)。

基本情報

観測情報

軌道要素は、紀元JD 2458600.5(2019(平成31)年4月27日)。

  • 発見
    • 発見日: 1992(平成4)年8月30日
    • 発見者
      • D・ジューイット (ハワイ大学)
      • J・ルー (カリフォルニア大学バークレイ校)
  • 公転軌道
    • 半径:
      • 軌道長半径(a): 43.779au
      • 近日点距離(q): 40.804au
      • 遠日点距離(Q): 46.753au
    • 離心率(e): 0.0679
    • 公転周期(P): 289.67年
    • 軌道傾斜角(i): 2.1828°
  • 位置

物理的情報

  • 規模
    • 平均直径: 110km〜160km程度
    • 質量: 9×1017kg未満
    • 密度: 1.0g/cm³未満
  • 移動速度等

衛星

なし。

太陽から40au〜50auを円に近い軌道で公転している。

発見当時、冥王星に続く第十惑星の発見か、と話題となった。しかし惑星と呼ぶには小さすぎた。更に翌年「1993 FW」が発見されて以降、同様の天体が続々と発見されたこともあり、これによって冥王星が惑星から準惑星に降格になるという珍事をもたらした。

天体名アルビオンは、イギリスの詩人ウィリアム・ブレイクによる神話的創作から命名された。また、キュビワノ族というグループに分類されたが、これは長く仮符号1992 QB1と呼ばれたため、QB1の語尾に-oをつけた造語としてcubewanoと命名されたことが由来である。

天体の特徴
エッジワース・カイパーベルト天体
関連する用語
天文単位

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