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イソ

辞書:科学用語の基礎知識 化学物質構造編 (NSUBYS)
読み:イソ
外語:iso- 英語
品詞:造語用接頭語
2001/09/19 作成
2007/04/05 更新

炭化水素で、途中に枝分かれがあるものに付けられるIUPAC接頭語。

isoは「同じ」という意味であり、同じようなもの(しかし実際はどこかが違う)という意味で区別する場合にも用いられる。

目次

例えばオクタンなら、C-C-C-C-C-C-C-Cと直鎖であるものが「オクタン」(あるいはノルマルオクタン)で、それ以外の、枝分かれがある異性体は全て「イソオクタン」である。

但し、イソは別の化合物の性質を持ってしまうため、実際には違う名前がつけられることが多い。

IUPACの命名基準では、まず一番長い直鎖を考え、その炭素に対して末端から番号を振って、枝分かれした番号と個数から名前を決める。

例えばC-C(-C)2-C-C(-C)-Cの場合を考えると、C-C-C-C-Cが最長なのでペンタンであり、2番目、2番目、4番目で合計3個の枝分かれがあるのでトリ[tri-]が付き、更にそれぞれがCH3のメチル基になっているので、この分子は「2,2,4-トリメチルペンタン」となる。

因みに直鎖のオクタンはオクタン価0であるが、2,2,4-トリメチルペンタンはオクタン価100である。

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