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エボラウイルス

辞書:科学用語の基礎知識 ウイルス名編 (BWNAME)
読み:エボラウイルス
外語:Ebola virus 英語
品詞:名詞
2003/05/21 作成
2014/08/24 更新

エボラ出血熱を引き起こす病原体であるウイルスで、1本鎖RNAウイルス

現在のウイルス学では、次のように分類される。

分類

学名

  • 綱: 第5網(1本鎖RNA −鎖) (Group Ⅴ)
  • 目: モノネガウイルス目 Mononegavirales
  • 科: フィロウイルス科 Filoviridae
  • 属: エボラウイルス属 Ebolavirus

種は後述。

このウイルスは地域性があり、様々な株(型)が認められている。

形状

長径800nm〜1500nm、短径80nm〜100nm。

細長い形状をしているが、その形は様々あり、多様である。

感染

主として中央アフリカや西アフリカで発生する。多くの研究がされてはいるが、未だ自然宿主は不明。

患者の血液や体液の接触により感染する。感染力は極めて強く、感染後は数日のうちにエボラ出血熱を罹患する。

名称

エボラの名は、ウイルスが分離された患者が住んでいたアフリカ・ザイールの村の川の名(コンゴ川の支流エボラ川)から取られた。

種類

ウイルス分類では「種」の階層になるが、これを「株」と呼ぶことも多い。

  • ブンディブギョエボラウイルス (Bundibugyo ebolavirus) ブンディブギョ株
  • レストンエボラウイルス (Reston ebolavirus) レストン株
  • スーダンエボラウイルス (Sudan ebolavirus) スーダン株
  • タイフォレストエボラウイルス (Taï Forest ebolavirus) コートジボアール株
  • ザイールエボラウイルス (Zaire ebolavirus) ザイール株

アフリカ

アフリカでは過去何度か大流行を起こしている。地域ごとに特徴があり、複数の株(型)があることが知られる。

人に感染するものは、次の種類が発見されている。

  • コートジボアール株 (人に感染)
  • スーダン株 (人に感染、致死性、致死率50〜55%)
  • ザイール株 (人に感染、致死性、致死率80〜90%)
  • ブンディブギョ株 (人に感染、致死性、致死率36%以下)

ヒトに対する病原性がある株が発見されたのは、1976(昭和51)年に患者から分離されたスーダン株とザイール株である。

ブンディブギョ株はウガンダで2007(平成19)年に流行したエボラで、既存のものとDNA配列が30%以上違っており、エボラウイルスであるかどうかの確認に手間取ったとされている。

エボラの起源については、現在調査中とされている。

ヒトは元々エボラの自然宿主ではないとする報告もあり、HIVと同様の経緯で変異し人間に感染するようになったとも考えられている。

映画「アウトブレイク」に登場する未知のウイルス「モタバ」はエボラウイルスがモデルになっている。

用語の所属
ウイルス
バイオセーフティーレベル4
関連する用語
エボラ出血熱

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