ベース接地回路

読み:ベースせっちかいろ
品詞:名詞

トランジスタ増幅回路の一つで、トランジスタベースを接地する(GNDに落とす)回路

ベース接地回路
ベース接地回路

主な特徴は、次の通り。

  • 入力インピーダンスが低く、出力インピーダンスが高い
  • 利得は電流利得はほぼ無いが電圧利得と電力利得は高い
  • 周波数特性は良い
  • 位相は同相である

NPN型トランジスタを使い、電圧電流変換、電圧レベル変換などに利用されることがある。

高周波特性が良いため、かつてはラジオ受信機の高周波増幅回路によく使われていたが、この回路は入力インピーダンスと比較して出力インピーダンスが極端に大きいために、電圧利得を得るためには負荷インピーダンスを高くしなければならない。現在はトランジスタの性能も上がり、入力インピーダンスが低くて使いづらいベース接地回路は、殆ど使われなくなった。

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club