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酸素水

辞書:科学用語の基礎知識 化学物質・食品編 (NFOOD)
読み:さんそすい
品詞:名詞
2006/09/12 作成
2011/02/09 更新

ペテン師が好んで用いる、健康に良いらしい物質の一つ(疑似科学)。

水に酸素ガスを溶かし込んだもの。アサヒ飲料の「酸素水」などがある。

次のような効果があると謳われている。

  • ダイエット効果がある。
  • 酸素不足から来る疲労を回復する。

しかし、こういった効果は全く確認されていない。

酸素の量

酸素は、0℃、1気圧という条件で、水1Lあたり49ml溶ける。温度が上がるとその量は減る。

従って、仮に290mlの製品として、これに限界まで酸素が溶けていたと仮定しても、その量は14.2mlという僅かな量である。

そして、こういった商品を買ってきても、開封後は速やかに飲まないと、酸素はどんどんと抜けてしまう。

深呼吸してみよう

人間成人の肺活量は、男性で3000ml〜4000ml、女性で2000ml〜3000mlとされる。普段の一回の呼吸は500ml程度とされる。

空気中に占める酸素の割合は21%であるので、仮に空気3000mlを深呼吸で吸い込んだとすると、占める酸素の量は630mlである。これと同じ量の酸素を酸素水で得ようとするなら、13Lくらい飲まないといけない。

酸素の吸収

厳密にいえば、酸素水がから吸収されるとき、酸素も僅かに摂りこまれると考えられる。しかし、人間の体では酸素はから摂ることになっているため、ここで摂れる酸素の量は、肺呼吸から摂り入れる量と比べると無視できる程度の極微量である。

従って酸素は、酸素水で胃から摂るより、呼吸して肺から摂るほうが、比較にならないほど効率が良いことだろう。

病院で人体に酸素を供給する場合でも、肺を使用できない場合以外は例外なく肺から供給しており、酸素の点滴や内服などは存在しない。

科学的に、酸素水を飲むことには意味はない。

普通のミネラルウォーターの代わりに飲むなら別に問題はない。

用語の所属
水商売
疑似科学

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