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ヒト免疫不全ウイルス-2。
HIV-2は、CD4数の減少や日和見感染など、HIV-1と同様の症状を引き起こす。しかしHIV-1よりは進行が遅く、また性交感染や母子感染の率は低いとされる。そのためHIV-2感染には地域性があり、その殆どは西アフリカ地域である。日本ではまだ数例しか報告されていない。
HIV-2が初めて報告されたのは1986(昭和61)年の初めで、臨床的にはエイズながら、血中からHIV-1が検出されなかったポルトガル在住の西アフリカ人から同定された。しかし実際にはそれ以前から存在していたと考えられている。
HIV-1と同様に、HIV-2もサブタイプに分けられており、A〜Gの7種類がある。
また、既知の種類は少ないもののHIV-1と同様に組換え型流行株(CRFs: Circulating Recombinant Forms)の存在が確認されている。
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