SN 185

読み:えすえぬ・いちはちご
読み:エスエン・いちはちご
外語:SN 185 英語
品詞:固有名詞

185年に観測された記録が残る超新星。観測史上最古とされている。

目次

基本情報

観測情報

  • 種類: Ⅰa型超新星と推定されるが不明
  • 発見: 185年
  • 等級: (該当資料なし)

元の恒星

  • 恒星名: (該当資料なし)

主なカタログ番号

  • SN 185
  • SNR G315.0-02.3
  • SNR G315.4-02.3

記録

支那の古代王朝、後漢の時代の天文学者が観測し、「客星」とした記録が歴史書「後漢書」に残されている。

《後漢書・卷十二・天文下》

中平二年十月癸亥、客星出南門中、大如半筵、五色喜怒稍小、至後年六月消。

和訳すれば、「中平2年(癸亥年)10月、客星が南門の中央に現われた。大きさは筵の半分くらい、様々な色に輝くも徐々に暗くなり、翌年6月に消えた。」となる。この超新星は、発見から8ヶ月ほどの間、肉眼で観測できたらしい。

これは、超新星としては記録が残る最古とされている。

現状

この超新星とおぼしき記録は、現在、超新星残骸であるHⅡ領域のRCW 86、およびX線源であるケンタウルス座X-1と同定されている。

距離は2800パーセク(9100光年)であり、ティコの超新星と呼ばれるSN 1572の距離と同じくらいである。

関連するリンク
SNR G315.0-02.3 -- SuperNova Remnant @ SIMBAD
用語の所属
超新星
Ⅰa型超新星
関連する用語
SN 1572

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