::/0

これは、実際には0:0:0:0:0:0:0:0/0と書かれるべきところを省略した表現方法である。ネットマスクが0なので、実際には、アドレス0を意味するのではなく、全てのIPv6アドレスの範囲を表わしている。

0:0:0:0:0:0:0:0 〜 ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff

ネットマスク0は全てのアドレスとマッチする。従って、全てのホスト、任意の宛先を意味しており、これがすなわちデフォルトルートである。

宛先の設定で用いるが、実際のパケットで宛先::/0に送信して届くわけではない。宛先が::/0に設定されていた場合は、必要な処理をしてデフォルトルートを調べ、デフォルトルート宛に送信することになる。

同様のものがIPv4では0.0.0.0/0となる。