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E-IDE

辞書:通信用語の基礎知識 通信技術接続編 (CTIF)
読み:エンハンスド・アイディーイー
外語:E-IDE: Enhanced IDE 英語
品詞:名詞
1997/04/24 作成
2008/03/17 更新

Western Digitalによって提唱された、IDEの拡張規格。IDEに足りなかった、様々な機能を導入した。

これは、様々なベンダーの独自拡張をまとめたデファクトスタンダードであり、標準規格ではない。公式な仕様としては、後にATA-2として採用された。

E-IDEには、次のような特徴がある。

  • ATAPIの採用により、CD-ROMなどの接続にも対応
  • プライマリ/セカンダリの導入により、接続できる装置は最大4台
  • LBAの導入で「504Mバイトの壁」を超えた。この時点ではBIOSの制限で最大容量8.4Gバイト(7.8Giバイト)
  • Fast ATAによる高速転送モードの追加。転送速度は11.1Mバイト/秒と13.3Mバイト/秒

なお、「504Mバイトの壁」を超えるためにはドライブだけでなくBIOSの拡張も必要で、この対応も含めてE-IDEという。

利用環境

この機能を利用するには、次のものが必要である。

  • 拡張INT13対応のBIOS
  • 上の機能に対応したOS

OSは、基本的にはWindows 95以降およびWindows NT 4.0 SP3以降で対応している。

ATAPI

IDEは元々ハードディスクドライブの接続しか想定していなかった。

そこで、それ以外のデバイスに対してはSCSIのようなパケット形式のコマンドを用いることにより、様々なデバイスに対応可能とした。この仕様がATAPIである。

この仕様は当初はSFF-8020、後にINF-8020と呼ばれ、ATAとは異なる独自の規格であったが、ATA/ATAPI-4からATA規格と統合された。

用語の所属
IDE
関連する装置
ハードディスクドライブ
CD-ROM
磁気テープ
関連する用語
ATAPI
Fast ATA
Fast ATA-2
Ultra ATA
拡張INT13

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