Winsock

読み:ウィンソック
外語:Winsock: Windows Socket 英語
品詞:名詞

Microsoft Windows用に提供されているTCP/IPソケット(socket)のこと。

目次

Winsockは、BSDのソケットを元にした、Windows用のソケットプログラミングインターフェイスである。

この仕様の中には、BSDのソケットと互換のあるものと、Windows独自の拡張の双方が含まれている。

Winsockは、Winsock 1とWinsock 2という、大きく二つのバージョンが存在する。

Winsock 1

最初のWinsockである。Windows 3.1以降で利用可能となり、Windows 95以降では全てのWindowsに搭載されている。

Windows 3.1とWindows NT 3.xでは、カーネルの制限によりWinsock 1.1までしかサポートされない。

原則としてTCP/IPおよびUDP/IPのみの利用が想定されている。

使用されるDLLは次のとおり。

  • winsock.dll ‐ Windows Socket 16-Bit DLL
  • wsock32.dll ‐ Windows Socket 32-Bit DLL

Winsock 2

Windows 98Windows MeWindows NT 4.0、そしてWindows 2000以降にはWinsock 2が搭載されている。

様々な機能が追加されているが、Winsock 1との最大の違いは、TCPUDP以外に様々なプロトコルに対応したことである。また、トランスポート非依存のプログラムを書くことも可能となった。

ソケットは元々UNIX用なので、そのコール方法はUNIX的であった。Winsock 2ではWin32APIと機能を統合し、よりMicrosoft Windowsらしいプログラミングが可能となった。

例えばソケットから受信するにはrecv()を使うが、代わりにReadFile()を使うことも可能となっている。

使用されるDLLは次のとおり。

  • ws2_32.dll ‐ Windows Socket 2.0 32-Bit DLL
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Winsock Programmer's FAQ
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ソケット

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