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仏教において、霊界と俗界とを隔てると信じられている大河の名。
生前の罪の重さによって、三通りの渡り方があるという。
善人だった者が渡る橋。
生前の罪が浅い者が渡る浅瀬。
生前、悪行の限りを尽くした罪深き者が渡る川底深い濁流。
いずれかの方法で川を渡らねば冥界に入ることができないが、生前の業に応じるとされるのは仏教の因果応報というものである。
また後述のように、日本では平安時代頃より、この川は渡し船で渡ると言い伝えられるようになった。
三途の川の渡し賃は六文と言われ、死者を荼毘に付す際、お棺に一文銭を六枚入れる風習がある。
平安時代頃より、死者は渡し船によって三途の川を渡ると言い伝えられるようになり、その船賃が六文とされた。時代にもよるが、6文は現在の貨幣で200円〜300円程度となる。
現代では貨幣として文は使われていないこと、火葬の際に余計な金属を入れることが規制されていることがあり、紙に六文が印刷された冥銭と呼ばれるものを入れる風習がある。
時代は下り江戸時代頃より、三途の川には衣領樹(えりょうじゅ)という大樹があり、その下には鬼婆と鬼爺がいる、とされるようになった。
鬼婆は三途の川の渡し賃(六文)を持たない亡者から服をはぎ取り、鬼爺はそれを衣領樹の枝に掛ける。枝の垂れ方は生前の罪の重さにより変わり、その垂れ方が後の裁判にも影響するとされる。
三途の川の河原を「賽の河原」という。
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