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第22号科学衛星。JAXAが宇宙科学研究所(ISAS)だった頃から開発中の太陽観測衛星。
「ひので」とは、日の出、すなわち太陽が現われる様子である。
命名委員会では「ほむら」と「ひので」で意見が割れていた。ほむら(炎/焔)とは炎、火炎を意味し、太陽の様子を表わすものである。
プロジェクトマネージャーの小杉健郎は「ひので」を推し、聖徳太子の「日出る処の天子、書を日没する処の天子に云々」といった言葉を出し、最終的に粘り勝ちしたという。
可視光磁場望遠鏡は日米の共同開発で、日本の科学衛星としては初となる口径50cmの本格的な光学望遠鏡であり、回折限界性能0.2秒角(高度500kmの地球周回軌道から地上の50cmの大きさのものを見分けられる性能)と、極めて高い角度分解能を実現した。
これは、これまでに打ち上げられた太陽観測用軌道望遠鏡としては最高性能となる。
この望遠鏡は2000(平成12)年度から開発が始まり、2004(平成16)年8月に完成した。うち望遠鏡部は日本の国立天文台、焦点面検出器を米国NASAのコントラクターであるロッキードマーチン社が担当している。
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