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ひまわり8号

辞書:科学用語の基礎知識 天文学人工衛星編 (USATE)
読み:ひまわり・はちごう
外語:Himawari-8 英語
品詞:固有名詞
2014/08/10 作成
2016/11/02 更新

日本の静止気象衛星の一つで、「静止地球環境観測衛星」とされている。2014(平成26)年10月7日H-ⅡAロケット25号機で打ち上げられた。

基本情報

仕様

  • 衛星バス: DS2000
  • 設計寿命: 15年
  • 形状及び寸法
    • 3軸姿勢制御型
    • 全長: 約8m
    • 打ち上げ重量: 約3500kg
    • 乾燥重量: 約1300kg
    • 静止軌道初期の発生電力: 約2.6kW

沿革

気象衛星

気象衛星として、ひまわり9号とともに運輸多目的衛星2号(MTSAT-2)ひまわり7号の後継機である。

ひまわり6/7号に対し、ひまわり8/9号は水平分解能が倍増し、かつフルディスク(全球)観測時間の短縮、バンド(チャンネル)数の増加など大幅な性能向上が図られている。

ミッション

  1. 可視赤外放射計による観測ミッション

    可視赤外放射計により可視光・近赤外・赤外の各波長域で撮影し、放射計のデータを地上へ伝送する。

    この放射計の観測データから、雲や水蒸気の分布、ならびに地表・海面・雲頂の温度などを知ることが可能。

  2. 気象データの中継機能ミッション

    船舶や離島などの通報局(DCP)から送信される気象データの中継を実施する

性能

可視赤外放射計の主要諸元は次の通り。

  • 観測チャンネル: 16チャンネル
    • 可視・近赤外: 6
    • 赤外: 10
  • 画像解像度(衛星直下点)
    • 可視・近赤外: 0.5km、1.0km
    • 赤外: 2.0Km

可視光が3バンドになったことで、赤・緑・青を合成したカラー映像となった。

全球観測

  • 全球観測
    • 最小範囲: 地球中心方向から角度8.9度を半径とする範囲
    • 観測間隔: 10分
    • 用途目的: 全球を観測
  • 領域観測1
    • 最小範囲: 東西2000km×南北1000km
    • 観測間隔: 2.5分±10秒
    • 用途目的: 日本領域(北〜東)
  • 領域観測2
    • 最小範囲: 東西2000km×南北1000km
    • 観測間隔: 2.5分±10秒
    • 用途目的: 日本領域(西〜南)
  • 領域観測3
    • 最小範囲: 東西1000km×南北1000km
    • 観測間隔: 2.5分±10秒
    • 用途目的: 台風領域
  • 領域観測4
    • 最小範囲: 東西
    • 最小範囲: 東西1000km×南北500km
    • 観測間隔: 20秒〜40秒
    • 用途目的: ランドマーク観測
  • 領域観測5
    • 最小範囲: 東西1000km×南北500km
    • 観測間隔: 20秒〜40秒
    • 用途目的: ランドマーク観測及び積乱雲観測

通信回線

搬送周波数は、国際周波数調整後に決定される。

気象データ中継性能

  • 受信: UHF 402.0〜402.4MHz
  • 送信: Kaバンド 18.1wavedash18.4GHz
  • 信号諸元
    • アップリンク
      • 周波数: 402.0〜402.4MHz
      • 偏波面: 右旋円偏波(送信側から見て)
      • 変調方式: PCM-PSK/PM パルス符号変調/位相偏移変調(±60度)
    • ダウンリンク

搬送周波数は、国際周波数調整後に決定される。

衛星の特徴
静止気象衛星
ひまわり
関連する用語
ひまわり7号
ひまわり9号

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