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日本の静止気象衛星。
世界気象機関による世界気象監視計画の一環として、日本が打ち上げた気象衛星。
東経140°および東経145°の赤道上、高度約35,800kmの静止軌道上に配置されている。
気象衛星は1977(昭和52)年以来、赤道上に日米露と欧州のものが配置されており、これらの画像を繋ぎ合わせれば地球全体の雲の様子が一目で分かるようになっている。
日本の「ひまわり」も、そのうちの一つとして活躍している。
初号機のみケネディ宇宙センターから打ち上げられ、それ以降は日本の種子島宇宙センター大型ロケット発射場より打ち上げられている。
ひまわり5号までは純粋な気象衛星であったが、ひまわり6号と7号は運輸多目的衛星となっている。
8号と9号については、2014(平成26)年度と2016(平成28)年度の打ち上げを予定しているが、予算獲得が難航した。衛星は製造・打ち上げ・運用費計で計約800億円が必要で、現在は年間予算680億円程度の気象庁では物理的に調達不可能なのである。
NASDAの初期の衛星は、花の名前が付けられていた。
気象衛星のこの「ひまわり」も、夏の花として日本では有名なヒマワリから命名された。
気象衛星は常に地球を向いているが、花のヒマワリも常に太陽を向いているとされ、特徴に通じるところがあるところから名前が付けられたとされている。
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名称 | 打上日 | 運用終了 | 打ち上げロケット |
---|---|---|---|
ひまわり GMS | 1977(昭和52)年7月14日 | 1989(平成元)年 | デルタ2914型ロケット(米国) |
ひまわり2号 GMS-2 | 1981(昭和56)年8月11日 | 1983(昭和58)年 | Nロケット8号機(F) |
ひまわり3号 GMS-3 | 1984(昭和59)年8月3日 | 1995(平成7)年6月 | Nロケット13号機(F) |
ひまわり4号 GMS-4 | 1989(平成元)年9月6日 | 2000(平成12)年2月 | H-Ⅰロケット5号機(H20F) |
ひまわり5号 GMS-5 | 1995(平成7)年3月18日 | 2003(平成15)年5月 | H-Ⅱロケット試験機3号機 |
ひまわり6号 MTSAT-1R | 2005(平成17)年2月26日 | 運用中 | H-ⅡAロケット7号機 |
ひまわり7号 MTSAT-2 | 2006(平成18)年2月18日 | 運用中 | H-ⅡAロケット9号機 |
ひまわり8号 Himawari-8 | 2014(平成26)年10月7日 | 運用中 | H-ⅡAロケット25号機 |
ひまわり9号 | 2016(平成28)年予定 |
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