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H-ⅡAロケット9号機

辞書:科学用語の基礎知識 天文学ロケット編 (UROCKET)
読み:エイチトゥーエイ・ロケット・きゅうごうき
外語:H-IIA F9: H-IIA Launch Vehicle No.9 英語
品詞:固有名詞
2006/02/18 作成
2011/01/18 更新

宇宙航空研究開発機構(JAXA)(かつてのNASDA)により開発されたH-ⅡAロケットの9号機であり、本番 第7号機。

H-ⅡAロケットの第9号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第40号機である。

「H-ⅡA・F9」とも呼ばれる。

2006(平成18)年2月18日15:27(@310)に種子島宇宙センター大型ロケット発射場より発射方位角99.5°で打ち上げられ、成功した。

ロケットの仕様

ペイロード(積載物)

気象

ロケット打ち上げ時の天候は曇、北西の風7.5m/s(6m/cBeat)、気温11.2℃であった。

計画

2006(平成18)年2月1日に、2006(平成18)年2月18日に打ち上げる旨発表された。予備期間は2月19日〜2月28日で、打ち上げ時刻は15:26〜16:44(日本時間標準時)とされた。

前日の17日になり、打ち上げ前日に行なわれるロケットの有人宇宙システムとの衝突防止に係る解析(COLA解析)の結果により、打ち上げ時刻を1分遅らせ15:27〜16:44(日本時間標準時)とする旨、発表された。

打ち上げ価格中、ロケット側コストは104億円とされている。

同型のロケット

H-ⅡA2024のロケットは、他に以下がある。

記者室

衛星が無事にロケットより分離され、静止トランスファ軌道に投入された旨発表後、プレスルームでも拍手が起こった。

日本のロケット打ち上げ成功で、記者室で拍手が起きたのはこれが初めてのことであった。

マーク

H-ⅡAロケット7号機と同様、ロケット本体の第二段には国土交通省のマークが描かれた。

また、固体ロケットブースターSRB-AにはRSC(ロケットシステム)の名前が書かれている。ちなみにRSCとしての打ち上げはこれが最後であり、次回からはMHI(三菱重工業)となる予定。

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