通信用語の基礎知識 IPv4
戻る
参加者募集中

SRB-A改良型

辞書:科学用語の基礎知識 天文学ロケット編 (UROCKET)
読み:エスアービーエイ・かいりょうがた
外語:SRB-A: Solid Rocket Booster-A 英語
品詞:固有名詞
2003/04/14 作成
2013/02/17 更新

固体ロケットブースターA改良型。SRB-Aの改良型で、H-ⅡAロケットの7号機から13号機までで使用された。国産で、開発はIHIエアロスペースである。

主要諸元

  • 全長: 15.1m
  • 外径: 2.5m
  • 質量: 77トン
  • 推進薬質量: 66トン

推進剤にポリブタジエン系推進薬HTPBコンポジットを使用する大型固体燃料ロケットで、H-ⅡAロケットの第一段(LE-7A)に連結して使用する。

性能

使用するごとに仕様差が存在するらしい。幾つかの資料の数値を統合すると次の通り。

  • 最大推力(真空中): 2,245kN〜2,285kN
  • 燃焼時間: 120秒(139cBeat)〜128秒(148cBeat)
  • 真空中比推力: 280秒(324cBeat)〜281秒(325cBeat)

高圧燃焼モータと長秒時燃焼モータが用意されている模様である。

2003(平成15)年11月にH-ⅡAロケット6号機の打ち上げでSRB-Aの分離失敗事故が発生した。

ノズルの改良が必要となり、開発中だったSRB-A2を踏襲し、信頼性向上を目的として開発された。ノズル形状は、SRB-A2と同じく、コニカルノズルからベルノズルに変更し、スロート出口径を拡大し、局所エロージョン対策、スロート出口圧力の低減を実現した。

また性能よりも信頼性を高めるため、推力を落とし燃焼時間を長くするという、余裕を持たせた設計に変えた。

また、SRB-A分離失敗の直接的原因は、何らかの理由で分離用の配線を焼き切ってしまったと考えられたため、配線位置の変更なども施されている。

現状の性能

JAXAが2005(平成17)年1月12日種子島宇宙センター固体ロケット試験場において実施した「SRB-A改良型」の認定型モータ地上燃焼試験(その2)による、実験結果は次のとおり。

実験条件

  • 試験日時: 2005(平成17)年1月12日11:00(@124) 点火
  • 試験場所: 種子島宇宙センター竹崎固体ロケット地上燃焼試験場
  • 気象条件: 天候は曇り、風速11.5m/s(10m/cBeat) 気温9.9℃、湿度63%、気圧1015.1hPa

実験結果

下記規格値は、真空比推力に対するものである。

  • 燃焼時間: 114秒 (計画値115秒)
  • 最大推力: 2035kN (計画値2020kN)
  • 最大燃焼圧力: 10.5MPa (計画値10.5MPa)
  • 真空比推力: 284.0秒 (規格値282.5±3秒)
  • 平均比推力(海面上): 242.9秒 (規格値241±2.6秒)
関連するリンク
エンジン燃焼試験
用語の所属
H-ⅡAロケット
H-ⅡA204
固体燃料ロケット
SRB-A
関連する用語
SRB-A (初期型)
SRB-A2
SRB-A3

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.03 (16-May-2019)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club