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SRB-A3

辞書:科学用語の基礎知識 天文学ロケット編 (UROCKET)
読み:エスアービーエイスリー
外語:SRB-A3: Solid Rocket Booster-A3 英語
品詞:固有名詞
2007/10/11 作成
2014/10/05 更新

固体ロケットブースターA3。SRB-A改良型の後継として開発されたSRB-Aシリーズの一つで、H-ⅡAロケットの14号機以降で使用されている。国産で、開発はIHIエアロスペースである。

主要諸元

  • 全長: 15.1m
  • 外径: 2.5m
  • 質量: 75.5トン〜76.6トン
  • 推進薬質量: 64.9トン〜66.0トン

性能

高圧燃焼モータと長秒時燃焼モータが用意されている。

  • 最大推力(真空中): 最大2,500kN前後
  • 燃焼時間: 98秒(113cBeat)(高圧)〜116秒(134cBeat)(長秒時)
  • 真空中比推力: 283.6秒(328cBeat)
  • 最大燃焼圧力: 11.8MPa(高圧)〜11.1MPa(長秒時)

先のSRB-A2は、H-ⅡAロケット6号機の失敗に対応するための暫定的な改良を施したものだったが、信頼性向上のために性能が8割程度にまで落ちてしまった。

SRB-A3では初期型と同程度にまで性能を向上させ、ノズルの設計変更を行ない、SRB-Aで問題となった局所エロージョンが発生しないように改善された。

SRB-A3でのノズル改良については、ISAS(宇宙科学研究本部)が開発し、Μ-Ⅴロケットの6号機以降の二段目M-25で採用されたITE(Integral Throat/Entrance)ノズルを採用している。

このブースターは、H-ⅡBロケットH-ⅡAロケットで共通して使用でき、H-ⅡAロケットでは14号機以降で使われている。

また、イプシロンロケット一段目も、このSRB-A3が採用された。共通化によって量産効果を高めコスト削減に繋げることができる。

H-ⅡBロケット向け

JAXAが2007(平成19)年10月11日に、SRB-A3の認定型モータ地上燃焼試験を種子島宇宙センターにおいて実施した。

実験結果は次のとおり。

実験条件

  • 試験日時: 2007(平成19)年10月11日11:00(@124) 点火
  • 試験場所: 種子島宇宙センター 固体ロケット試験場
  • 気象条件: 天候は晴れ、風速7.5m/s(6m/cBeat)、気温26.3℃

実験結果

  • 燃焼時間: 116秒(134cBeat)
  • 最大推力: 2016kN
  • 最大燃焼圧力: 10.4MPa

H-ⅡAロケット向け

JAXAが2009(平成21)年11月11日に、SRB-A3の認定型モータ地上燃焼試験(その2)を種子島宇宙センターにおいて実施した。

実験結果は次のとおり。

実験条件

  • 試験日時: 2009(平成21)年11月11日14:00(@249) 点火
  • 試験場所: 種子島宇宙センター 固体ロケット試験場
  • 気象条件: 天候は曇り、風速6.3m/s(5m/cBeat)、気温21.1℃

実験結果

  • 燃焼時間: 100.5秒(116cBeat)
  • 最大推力: 2249kN
  • 最大燃焼圧力: 11.2MPa

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