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イレッサ

辞書:科学用語の基礎知識 薬学・一般薬編 (BPHARI)
読み:イレッサ
外語:IRESSA 英語
品詞:商品名
2005/10/24 作成
2011/09/03 更新

科学用語の基礎知識・医薬品情報

自身の健康問題や、副作用への対応方法等に関しては、専門の医療機関にご相談下さい。

本項目は、情報の提供のみを目的としています。免責事項もご覧ください。

ゲフィチニブを成分とする非小細胞肺がん治療薬の一つ。

メーカーはアストラゼネカ。

製品

  • 250mg錠: 薬品コード4291 013F 1027、識別コードIRESSA 250。薬価6560.50円/1錠

効果・効能

対象は手術不可能な患者、または再発した患者である。

薬効についての詳細はゲフィチニブの項に譲るが、本剤はがん細胞の増殖を抑制する働きがある。

がん細胞の表面にEGFR(上皮成長因子受容体)と呼ばれる蛋白質を持つ物があり、この蛋白質によりチロシンキナーゼと呼ばれる酵素が活性化され、これによりがん細胞が増殖する。イレッサはこのEGFRチロシンキナーゼの働きを止めることでがん細胞の増殖を抑える働きを有する。

用法・用量

ゲフィチニブとして250mgを一日一回、経口投与する。

高齢者において、胃酸が充分に分泌されない無酸症が報告されているため、食後投与が望ましい。

成分・添加物

添加物

規制区分

  • 劇薬
  • 処方せん医薬品

薬効薬理

ゲフィチニブを参照。

剤形

褐色円形のフィルムコート剤。直径約11mm、厚さ約5.4mm、重量約0.5g。

表面に「IRESSA 250」と書かれている。裏面は何も書かれていない。

風味等

不明。

名称の由来

不明。

認可関係

日本ではイレッサ錠250が2002(平成14)年7月5日に厚生労働省により認可された。この承認は世界初である。

翌月2002(平成14)年8月30日に薬価収載され保険適用となった。この時の薬価は7,216.10円/錠と凄い値段になった。

また、2002(平成14)年8月7日にはFDAに申請、翌年2003(平成15)年5月5日にFDAにも承認されているようである。但し条件付きであり、非小細胞肺がんの現行の標準治療薬となっている白金系抗がん剤やドセタキセルでの治療効果が上がらない場合に限る、としている。

主な対象

現在の実際の使用条件としては、手術不能、注射薬の抗がん剤が無効、または使用できない場合などである。

そもそも放っておけば余命数ヶ月の状態が主たる対象となっており、服用して劇的に奏功する人もいれば、重篤な副作用が生じ命を落とすこともある。

現時点では使用実績が不足しており、この薬が効きそうであるか、副作用が出そうであるかは、服用前に判断できない。

実際の現場からの報告では、明らかに危険な状態の人がイレッサを服用開始後、数日で持ち直す例もあった。

歴史等

この薬は、非小細胞肺がん治療に用いらてからまだ歴史が浅いため、実際の効果や安全性・有効性などについて不明な点が多く、更なる調査が必要とされている薬である。

従って、この薬による治療を開始する前に、医師とよく相談の上、充分に納得してから服用を始めるべきである。

考え方

マスコミ等は、この薬の悪い面しか伝えない。また、家族も何とか薬害にして賠償金を奪い取ろうと画策している姿が見られる。

但し、現場では、以下に書かれるような致死的な副作用ありきで使っている薬で、当然、患者に説明した上で使う(インフォームド・コンセント)。

腺がんで他の抗がん剤が効かない場合でしか使えず、また間質性肺炎の所見が見られたら即服用中止となる。全く分からないまま、あるいは知らされず使い、副作用で死んでいる訳ではない点は留意されたい。責任は全員が公平に被るべきである。

つまり、イレッサを使うような人とは、既に末期なのであり、そのまま死を待つばかりの状態にある。効く人には劇的に効くのであり、実績を重ねれば将来は薬自体の改良も期待される。外野が騒いでその選択枝を奪うような行為は無責任なことである。

動物実験

動物実験においては、低体重児や出生後の早期死亡などが確認されている。

ヒトにおいても同様の事態が起こると考えられ、男女問わず服用中は避妊をするべきである。

主な副作用

この薬の服用により、急性肺障害や間質性肺炎などの肺障害の副作用が確認されており、既に死亡例もある。

これはイレッサを服用したことで、何らかの原因により肺組織が破壊されるために起こるもので、呼吸機能が損なわれるため致命的である。

加えて自覚症状は肺がんのそれと区別が付きづらい。空咳が増えたり息切れするようになったり等の現象が現われたら、速やかに医師に相談するべきである。

他の副作用

肝機能障害、出血性膀胱炎、膵炎、目の充血、下痢や腹痛、それに伴う脱水症状などの副作用が確認されている。

また服用者の過半数に発疹などの皮膚症状が現われることが確認されている。

ごく稀だが、中には多形紅斑や中毒性表皮壊死症といった死亡率の高い副作用が現われた患者もいた。

死亡例

2003(平成15)年5月2日に厚生労働省が発表した、先月22日までの時点でイレッサを服用して死亡した患者は246人であると発表している。

2008(平成20)年8月24日に厚生労働省が発表した、今年3月末までの時点では、副作用と疑われる症例が総計1916件、死亡した患者は734人であると発表している。

但し、これが「本当に全て副作用」かどうかは定かではない。なぜなら、医者が因果関係無しと書かなければ、全て副作用に集計されるからである。

関連するリンク
イレッサ
添付文書
物質の特徴
抗がん剤
適用
肺がん
有効成分
ゲフィチニブ

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