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サファイア

辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・鉱物編 (NSUBNM)
読み:サファイア
外語:sapphire 英語 , safir/o エスペラント
品詞:名詞
2001/10/07 作成
2014/08/23 更新

鉱物学ではコランダム(Corundum)に属する、アルミナの単結晶の一つ。9月の誕生石。

一般式はAl2O3。結晶系は六方晶系。

不純物が無ければ無色だが、チタンを不純物に含む天然のものは青色や瑠璃色を呈し、これらは宝石として珍重される。

電子材料としては一般には合成品が使われる。レコードプレイヤー用の針の材料でもある。

モース硬度9。

ルビーとサファイア

コランダムには他に赤いルビーがある。不純物がチタンの場合は青色をなすサファイア、3価のクロムの場合は赤色をなすルビーとなる。

ルビー同様に赤くても、色が薄い場合はピンクサファイアと呼ばれる。物質的にはサファイアとルビーは同等と言える。

宝石

宝石として珍重されるが、装飾用と工業用がある。

サファイアと言ってもピンキリであり、装飾用として使えないようなものは、ドラム缶一本で幾ら、というような水準のものもある。

サファイアガラス

モース硬度9は、モース硬度10のダイアモンドに次ぐ硬度を意味する。

サファイアは傷や破損への耐性が高いことから、腕時計やスマートフォンの画面などに利用されている。

レコード針

レコードプレイヤーで使う針にサファイアがよく使われていた。

サファイア針で1本約50時間使えたとされる。

ブルジョアはダイアモンドの針を使うが、ダイヤ針は1本約200時間使えたと言われている。

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