ナノシーベルト

放射線の人体への影響は、まだよく分かっていない。放射線は確実に人体に影響を与えるものの、それがイコール有害とは限らないからである。

しかし、ナノシーベルト程度の被曝は毎日行なわれているため、この程度であれば、健康への影響はない。

次の式が成り立つ。

• 1ナノシーベルト=0.000000001シーベルト
• 1ナノシーベルト=0.000001ミリシーベルト
• 1ナノシーベルト=0.001マイクロシーベルト

同時によく使われるものに、1時間で何シーベルト被曝するかの単位で、nSv/h(ナノシーベルト毎時)がある。例えば「100nSv/h」とあれば、その場に1時間とどまると「100nSv」被曝することになり、30分なら半分の50nSv、2時間なら倍の200nSvとなる。

大宇宙は放射線に溢れている。宇宙は危険なのである。

宇宙の一部である地球は生物が住みやすいような自然の保護はあるが、放射線が0というわけでもなく、日本にいれば概ね50ナノシーベルト毎時の自然放射線の影響がある。