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原生代

辞書:科学用語の基礎知識 地質学編 (NGEO)
読み:げんせいだい
外語:Proterozoic Era 英語
品詞:名詞
2003/10/15 作成
2020/01/02 更新

地球地質時代の代の一つ。先カンブリア時代のうちの一代。

約25億年前から約5億4100万年前までの間とされる。

先カンブリア紀の後半。

古い時代から順に、次の3代に分けられ、各代はそれぞれ複数の期に分けられている。

  • 古原生代 (約25億年前〜約16億年前)
    • シデリアン (約25億年前〜約23億年前)
    • リィアキアン (約23億年前〜約20億5000万年前)
    • オロシリアン (約20億5000万年前〜約18億年前)
    • スタテリアン (約18億年前〜約16億年前)
  • 中原生代 (約16億年前〜約10億年前)
    • カリミアン (約16億年前〜約14億年前)
    • エクタシアン (約14億年前〜約12億年前)
    • ステニアン (約12億年前〜約10億年前)
  • 新原生代
    • トニアン (約10億年前〜約7億2000万年前)
    • クライオジェニアン (約7億2000万年前〜約6億3500万年前)
    • エディアカラン (約6億3500万年前〜約5億4100万年前)

生物進化

  • 約25億年前 ‐ 真核細胞の藍藻類が出現し、光合成を開始した。
  • 約20億年前 ‐ こうして作られた酸素大気中に蓄積するようになり、やがてオゾン層が作られ紫外線が遮られるようになった。
  • 約15億年前 ‐ 真核生物が出現した。
  • 約10億年前 ‐ 大気中の酸素濃度がかなり増加した。有性生殖を行なう生物も出現しはじめる。
  • 約9億年前 ‐ 大気組成は現在とほぼ同等となる。
  • 約7億年前 ‐ 多細胞生物が現われる。

エディアカラ生物群

この頃に、原核生物から真核生物への進化が起こり、そしてエディアカラ生物群と呼ばれる生物が出現する。

この時代は変な動物ばかりのため系統樹作成は困難を極めており、未だ完成されていない。

氷河期

現在ある説によると、原生代には何度か氷河期があった。

中でも、約22億2000万年前、約7億年前、約6億5000万年前の3度、地球全体が凍結する「全球凍結」があったとされる。

関連するリンク
国際年代層序表@Wayback Machine
用語の所属
先カンブリア時代
先カンブリア紀
関連する用語
太古代
全球凍結

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