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マルチメディアカード

辞書:電算用語の基礎知識 計算機記憶装置編 (TCPERIS)
読み:マルチメディアカード
外語:MMC: Multi Media Card 英語
品詞:固有名詞
1999/06/15 作成
2012/12/01 更新

1997(平成9)年にSiemensが考案しSanDiskと共同で開発し提唱したメモリーカード規格。略称はMMC。

状況

デジタルカメラディジタルビデオシリコンオーディオ機器などで採用されていた。

SDメモリーカード登場以降はほぼ消滅状態にあるが、eMMCとして、スマートフォンなどの基板上のインターフェイスとして今もなお現役である。

規格団体

1998(平成10)年から日立製作所MotorolaNECNokiaと共同でMMCA(Multi Media Card Association)を設立して仕様を策定し、普及を図った。

種類

マルチメディアカードのシリーズには、次のものがある。

  • 24mm幅
    • 32mm長
      • MMC/マルチメディアカード (オリジナルのもの) 7ピン
      • MMCplus(HS-MMC) 13ピン
    • 18mm長 (小型版)
      • RS-MMC 7ピン
      • DV RS-MMC (1.8V/3.3Vのデュアルボルテージ対応版) 7ピン
      • MMCmobile (RS-MMCまたはDV RS-MMCの後継、高速版) 13ピン
  • 12mm幅14mm長
    • MMCmicro 10ピン
  • eMMC (オンチップ・バス規格)
  • SDメモリーカード (策定団体は異なるが、事実上の後継である)

セキュアMMC
セキュアMMC

寸法

標準のサイズは幅24mm×長さ32mm×厚み1.4mm。約1.5g。

容量

仕様上では最大512Miバイトまで対応可能。

IF

最大転送速度20Mバイト/秒。インターフェイスはシンプルなシリアルバスインターフェイス

バスはマルチデバイス対応で最大30枚までのカードを接続することができ、またメモリーカード以外の各種I/OデバイスをサポートするSPI(Serial Peripheral Interface)プロトコルが規定されている。

用語の所属
メモリーカード
関連する用語
フラッシュメモリー
ROS
SDメモリーカード

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