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FAT16

辞書:電算用語の基礎知識 技術ディスク・論理編 (TTDISKL)
読み:ファットじゅうろく
外語:FAT16: File Allocation Table 16 英語
品詞:名詞
1997/07/31 作成
2012/10/20 更新

FATの一つで、FAT領域のクラスター番号を16ビットで管理するファイルシステム(ディスク管理方法)のこと。

FATは、クラスターリンク情報をテーブルとして持つことを特徴とするファイルシステム(ディスク管理方法)である。

このクラスター番号を16ビット長で管理するものがFAT16ということになる。

対応環境

FAT16はMS-DOS 3から対応された。但し、MS-DOS 3はセクター数を16ビットでしか指定できないため、32Miバイト以上のパーティションを切ることができない。当時はこれが「32Mバイトの壁」と呼ばれていた。

このためPC-9801でSCSIの大容量ディスクを使うには、MS-DOS 5を待たねばならなかったが、DOS5以降、ハードディスクドライブMOなど、多くの媒体に利用されている。

クラスター番号

それまで12ビットで管理していたクラスター間リンクのアドレスサイズを16ビットに拡張し、同時にセクター数を32ビットで管理するようになった。

これにより1パーティションで最大2Giバイトまでのディスクを扱うことが出来るようになった。

但し、2Giバイトのパーティションではクラスター長が32Kiバイトにもなってしまうため、とても不効率である。

クラスターサイズ

ボリュームのサイズに応じて、次のようなクラスターサイズがデフォルトとして使われている。

  • 8Miバイト〜31Miバイト … 512バイト
  • 32Miバイト〜63Miバイト … 1Kiバイト
  • 64Miバイト〜127Miバイト … 2Kiバイト
  • 128Miバイト〜255Miバイト … 4Kiバイト
  • 256Miバイト〜511Miバイト … 8Kiバイト
  • 512Miバイト〜1Giバイト … 16Kiバイト
  • 1Giバイト〜2Giバイト … 32Kiバイト
  • 2Giバイト〜4Giバイト … 64Kiバイト (Windows NT 3.51〜)
  • 4Giバイト〜8Giバイト … 128Kiバイト (Windows NT 4.0〜)
  • 8Giバイト〜16Giバイト … 256Kiバイト (Windows NT 4.0〜)

なお、FAT16は8Miバイト未満のボリュームに対応しない。これらはFAT12が使われる。またFAT16ではWindows NT 4.0を使っても最大16Giバイトまでしか対応しない。

また4Giバイトを超える場合、セクターサイズが512バイトよりも大きくなる。

FAT64

ちなみにWindows NTでは64Kiバイトのクラスターが利用できるため、倍の約4GiバイトまでのディスクをFAT16で管理することができる。

この特殊なFAT16を、俗に「FAT64」などということがある。

一般にFATの後の数字はクラスター番号のビット数だが、この場合の64はそれとは無関係で、クラスターサイズが64Kiバイトであることを表わしている。

Windows NT 4.0では更に128Kiバイト、256Kiバイトまでが仕様上存在するが、これらをFAT128やFAT256と呼ぶのかは定かではない。

用語の所属
ファイルシステム
FAT
16
関連する用語
FAT12
FAT32

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