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SDHC

辞書:電算用語の基礎知識 計算機記憶装置編 (TCPERIS)
読み:エスディーエイチスィー
外語:SDHC: SD High-Capacity 英語
品詞:固有名詞
2006/04/29 作成
2012/05/18 更新

SDメモリーカードの拡張規格として登場したもの。HCはHigh-Capacity(大容量)を意味する。

由来

2006(平成18)年1月4日、SD Card Association(SCA)は2006 International CESで発表した。

製品は、2006(平成18)年7月頃から発売が開始された。

改良点

SDHCは、SDメモリーカード Ver 2.00として規定された、上位互換仕様である。

初期のSDメモリーカードは2Giバイトまでを仕様上の上限としていたが、SDHCは32Giバイトまでを規定した。

物理的な仕様(カードの大きさやピン数)は変更されておらず、コネクターは前規格のSDメモリーカードと同様に9ピンである。

用途等

SDメモリーカードと同様、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話機パーソナルコンピューターなどでの対応が見込まれている。

規格団体

SD Association(SDアソシエーション)が設立されている。

後継仕様等

更なる高速化と大容量化を図った後継規格として、SDXCがある。

SDXCはファイルシステムの変更が必要となったため、対応する環境が限られている。

寸法

サイズは32mm×24mm×2.1mm。約2g。

SDメモリーカードと全く同じ大きさである。


表


裏

容量

最大32Giバイトまで対応可能。

メモリーカードとしての仕様とは別に、ファイルシステム(FAT32)の仕様上これ以上容量を増やすことができない。

ファイルシステムまで変更した後継はSDXCである。

ファイルシステム

ファイルシステムは、従来のSDメモリーカードがFAT12またはFAT16だったのに対し、SDHCでは大容量化のためにFAT32が採用された。

従ってSDHCは従来のSDメモリーカード対応機器では利用できない。SDHC対応の機器が必要である。

クラス

SDメモリーカードの基本的な機能は踏襲するが、新たに転送速度について「クラス」というグレードを定義した。

Class nでnMバイト/秒以上を保証する。まずは2、4、6が定義された。このClassはSDHC用に作られたが、それ以降の通常のSDメモリーカードでも使われるようになった。

  • Class 2: 2Mバイト/秒(16Mbps)以上を保証
  • Class 4: 4Mバイト/秒(32Mbps)以上を保証
  • Class 6: 6Mバイト/秒(48Mbps)以上を保証
  • Class 10: 10Mバイト/秒(80Mbps)以上を保証

このClassは上位互換であり、カード、装置、どちらかが下位の仕様であれば、そちらに合わされる。最高速度を出すためには、カードと装置、両方がそのClassに対応していなければならない。

例えば、カード自体がClass 6対応でも、機器がClass 2にしか対応していなければ、速度はClass 2相当にしかならない。

同様に、装置がClass 6対応でも、カードがClass 2対応品なら、速度はClass 2相当にしかならない。

想定される用途は、Class 2はSD解像度の装置、Class 6はHD動画の録画である。

アプリケーション仕様

SDHC用として、アプリケーション仕様が定義されている。

  • SD-Video (映像)
  • SD-Audio (音声)
  • SD-Binding (コンテンツダウンロード規格)

コンテンツはSDメモリーカードと同じく、CPRM(Content Protection for Recordable Media)による著作権保護機能で保護される。

パソコンとのアクセス性

USBなどに接続して用いるメモリーカードリーダーが様々に市販されている。

物理層

SDメモリーカード Ver 1.10として規定された、従来(25MHz)の倍速となる50MHzのHigh Speedの規定が加わっている。

後述するUHS-ⅠではこのモードをSDR25と呼んでおり、最大50MHzで、読み書き速度は最大で25Mバイト/秒である。

このため、殆どのSDHCカードは、倍速以上の速度でアクセスできる。

UHS-Ⅰ SDHC

SDHC(SDメモリーカードVer 2.00)の後継として、SDXC(SDメモリーカードVer 3.01)が発表され、この時にSDXCで採用されたインターフェイス(UHS-Ⅰ)を採用した高速版SDHCが発表された。

UHS-Ⅰには、次の2モードが定義されている。

  • UHS50モード(最大100MHz)

    microSDHCで導入されているインターフェイス。

    読み書き速度は最大で50Mバイト/秒。

  • UHS104モード(最大208MHz)

    通常のサイズのSDHCやSDXCで導入されたインターフェイス。

    読み書き速度は最大で104Mバイト/秒。

UHS-Ⅰ SDHCは、ファイルシステムは従来のSDHCと同じFAT32である。従って従来のメモリーカードリーダー等との互換性が維持され、かつ対応する新しいメモリーカードリーダーを使えば読み書きが高速化される。

用語の所属
メモリーカード
SDメモリーカード
関連する用語
SDXC
フラッシュメモリー

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