DHCPリレーエージェント

読み:ディーエイチシーピーリレーエージェント
外語:DHCP relay agent 英語
品詞:名詞

DHCP(正確にはBOOTP)のパケットをリレーするルーターなどの機能。

目次

ホスト数増加やセキュリティ確保などの理由で、一つの組織内部にサブネットが複数あるのは良くあることである。

DHCPクライアントからDHCPサーバーへの最初の通信である「DHCPDISCOVER」はブロードキャストによる通信であるため、ルーターを超えて別のサブネットへ到達することができない。サブネットごとにDHCPサーバーを設置する必要があるが、これは無駄なことである。

そこで、DHCPリレーエージェント(普通はルーター)はDHCPDISCOVERが送られて来た場合、それとリレーエージェントのIPアドレス(DHCPサーバーが正しいIPアドレスを与えるために必要)とをDHCPサーバーのあるサブネットへと送ることで、1台のDHCPサーバーで複数のサブネットを管理できるようになる。

元々はBOOTP relay agentとしてRFC 951で定義され、現在ではRFC 2131で定義されている。

関連する用語
DHCP
DHCPサーバー
ルーター
BOOTP
パケット

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