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Fediverse

辞書:通信用語の基礎知識 通信技術応用編 (CTAPL)
読み:フェディバース
外語:Fediverse 英語
品詞:商品名
2020/11/07 作成
2021/01/09 更新

マイクロブログのサービスをそれぞれインターネットで繋いで連合させ、サーバーを超えた友達と話せる機能を実現したもの。

Fediverseは概念的な用語であるが、日常的には分散SNSで「連合」と呼んでいるものに概ね等しく、マストドンであれば連合タイムラインが概ねFediverseである。

語源は、連合を意味するfederationと、宇宙を意味するuniverseの混成語(俗称かばん語)である。

この語は、かつて使われていたPump.ioというStatusNetの後継的な実装でサービスを提供していたIdenti.caというサーバーが、自身の持つ連合機能を呼ぶために造語した用語であるとされている。

定義

Fediverseとひとくくりで言っても、明確な定義があるわけではなく、また何かしら統一的なルールがあるわけでもない。

サーバー同士は、古くはOStatusプロトコル、現在はその後継としてpump.ioのプロトコルを基に作られたActivityPubプロトコルによって接続されている。OStatusは古く、既に最新のマストドンではサポートされなくなっており、GNU Socialなどごく一部の古い実装が利用しているに過ぎない。

OStatusしかサポートしていないサーバーはOStatusを使用しているサーバーとしか接続できず、それ以外のプロトコルのみを使用したサーバーとは通信ができない。多くのプロトコルに対応したサーバーであれば、より多くのFediverseと接続することができることになるが、現在はFediverseを実現する各実装はW3C勧告であるActivityPubプロトコルに対応するのが主流となっている。

目的

Fediverseの反義語は、定義はないがその考えに照らせば一極集中のTwitterであることは自明である。

Twitterの場合は、Twitter社のサーバーで全てをやりとりする。言い換えれば、Twitter社のサーバーにアクセスしなければ友達と話すことができない。公式アプリ以外からTwitter社のサーバーにアクセスするのは大きな制限が掛けられており、アプリ選択の幅も狭く使い勝手も悪い。なおかつ、Twitter社は政治的にも思想的にも非常に偏った存在であり、極めて不健全な運用を公然と実施している。このような存在を情報発信の基盤とすることは安全ではなく、望ましくもない。

Fediverseの考えに照らせば、企業なら各社ごと、省庁なら各省庁ごと、政治家なら各人または各政党ごと、優れた技術者やサーバー運用できる人ならその個人ごとにそれぞれサーバーを用意して運用し、そこにユーザー登録されたアカウントから情報を発信しつつ、それぞれのサーバーをインターネットで繋いで(電子メールがそうであるように)異なるサービス間でも相互に交信できればよい。

しかもFediverseは分散システムなのでサーバーは一極集中のTwitterのような大規模なものは必要なく、その利用者の数に応じた小規模なもので充分であり、このため運用費用もそれほど高額になることはない。情報は分散されることによって一極集中の弊害をなくすことができ、なおかつ検閲にも強くなる。

こうした場合、サーバーの運用はそのサーバーを管理する人の意向とその国の法律に従う。Twitter社のような存在の都合に合わせる必要はなくなる。

結果として、自由に、そして情報発信したい人の考えが検閲されることなく、全世界にそれを発信したり全世界から受信したりできる。

利点

Fediverseが優れている点は、「SNS向きではない人」にも選択肢があることである。

人との付き合いが苦手・嫌いな人でも「お一人様」ないし「零細規模サーバー」から発信するという選択肢を選ぶことができ、古くはブログや匿名掲示板、あるいは「チラシの裏」に書き捨てていたような話を緩く世界に発信することを可能とする。

用語の所属
マイクロブログ
関連する用語
OStatus
ActivityPub

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