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痛い地名

辞書:国土用語の基礎知識 地理用語編 (EGY)
読み:いたい・ちめい
外語:foolish address 英語
品詞:名詞
2005/01/31 作成
2008/12/23 更新

痛々しい、頭が悪そうな、地名。昔はこのようなものは無かったが、昨今の市町村合併で次々と出てきて物議を醸し出している。

現在は県名にはないが、市名、町名に幾つか登場している。将来的に日本国に道州制が導入されたときには、痛い州名が出来る可能性もゼロではない。

痛い地名

痛い地名は主に、次のようなものがある。

  1. ひらがな
  2. カタカナ
  3. 外国語など
  4. 珍走団(暴走族)のような漢字
  5. 方角
  6. 規模が大きすぎる
  7. 低能

ここで言う「ひらがな」は、漢字で書けるのにあえてカナ書きするものをいう。

なお、方言などが偶然、日本の標準語で変な意味になってしまったものは、むろん痛い地名には含めない。

ひらがな地名

ひらがな地名で有名なのは、埼玉県さいたま市である。名前は痛いが、これは諸般の事情によるもので、市そのものは痛くない。しかし次々とひらがな市名が出て来る切っ掛けを作った罪は大きいだろう。

その後、秋田県なまはげ市なども協議に上がる事態が発生するが、これは無事に男鹿市で収拾が付いた。

カタカナ地名

カタカナを含む市の名前としては山梨県南アルプス市がある。

ここに愛知県南セントレア市が参戦してきたが、住民の反対で合併自体が破談となった。次いで中央アルプス市が参戦してきたが、やはり市民の反感を買い合併自体が破談してしまった。

かつては沖縄県コザ市もあったが、市町村合併で沖縄市となったため今は存在しない。

外国語など

現時点では、アイヌ語琉球語の自治体名はいくつか見られるが、外国語の自治体名は上述の南アルプス市しかない。しかし、青森県での合併で「あっぷる市」が提案され合併協議が破談する珍事もあった。

また自治体名ではなく大字・小字の名や、市政下の町域名については、日本中探せば変なものが山ほどある。長崎県長崎市エミネント葉山町や山形県米沢市アルカディアなどは些かあり得ない名称である。長崎県佐世保市ハウステンボス町は観光地ハウステンボスにちなむが、痛いかどうかは微妙である。

珍走団のような漢字

珍走団(暴走族)のような漢字名には、愛知県知多郡美浜町と同郡南知多町の合併で、不採用だったが遷都麗空市(セントレアし)が最終候補にあがった。

方角

方角は、どこか別の地や自分の所属する地を基準に、東西南北や中央をつけたものをいう。山の西であるとか、湖の北であるとかは除外で、ここでいう方角というのは西東京市や四国中央市などが例である。結局合併は破談となったが北海道東さっぽろ市は方角に加えてひらがな市名でもあり痛さレベルは高かった。

現在では同一市名は原則禁止となっているため、やむなく方角を付けたものも痛い地名からは除外される。例えば北海道北広島市や埼玉県東松山市などがある。回避方法には他に旧国名や都道府県名をつけて区別する市もある。大阪府大阪狭山市や奈良県大和郡山市などが例である。

また茨城市にしたら他の市町村からクレームが来てやむなく変更した茨城県北茨城市などの例も除外である。このため今も茨城県には茨城市がない。

東京都を例にすると、中央区の場合、日本橋区と京橋区の合併で出来た時作られた名が中央区であった。昨今の市町村合併も同様で、歴史ある名称が合併元の市町村で使われている場合にやむなく使われる「中立的な」名前が痛い名前になることが多いようである。

規模が大きすぎる

規模が大きすぎる名前とは、範囲にそぐわないほど大きな名前をいう。

最終的に不採用だったが千葉県太平洋市などがある。これは最終的に山武市で落ち着いた。

低能

低能は、公募すると必ず応募される、さくら、みどり、へいわ、ふるさと、なかよし、みらい、などのことである。平仮名が多いのも特徴。

このような名称は政治的思想などに基づいて投稿する投稿マニアがいるため必ず出て来るが、このようなものに振り回されてしまうと、群馬県みどり市や栃木県さくら市茨城県つくばみらい市のように本当に市ができることになってしまうのである(つくばみらい市は公募ではなく密室で決められた説あり)。

また埼玉県春日部市・杉戸町・宮代町・庄和町の1市3町合併の新市名案として投稿された中に「くれよん市」などがあった。確かに春日部市の「クレヨンしんちゃん」は有名だが、これが市名になるとかなり嫌なものがある。結局名称は据え置きで春日部市に決まったものの、合併自体が(この枠組みでは)破談になっている。

文字

地方自治体は、大きく「市」と「特別区」と「町村」に分けられる。

東京特別区には今のところ特別に痛い名前はない。文字だけに特化して考えると、現存するのは次の四種類である。

これ以外に、上に説明したような意味不明な自治体が存在する。

現存ひらカタ自治体

現存する、ひらがな・カタカナの市町村は、次の通り(自治体コード順)。

「ノ」「の」や、「ツ」「つ」、「ヶ」などを含むだけの軽微なものは除く。

現存その他痛自治体名

その他の一覧

過去にあった自治体名は、次の通り。

  • 滋賀県 ‐ びわ町、マキノ町
  • 山口県 ‐ むつみ村

合併協議中などに出てきた自治体名の案は、次の通り。

その他の案などは、次の通り。

  • 「富士山市」 ‐ 山梨県富士吉田市が、この市名に変更したいらしい
  • 「ちば市」 ‐ 千葉県千葉市の市議会に市名変更案が提出され、2010(平成22)年4月に変更予定という噂が流れていた

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