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カレー

辞書:科学用語の基礎知識 化学物質・食品編 (NFOOD)
読み:カレー
外語:curry 英語 , 咖哩 支那語(大陸・台湾) , kare/o エスペラント
品詞:名詞
2013/05/17 作成

インドで作られた、様々な香辛料を配合して作られる香辛料。および、この香辛料を用いて作られた料理。カリー。

カレーはインド原産であるが、しかしインド料理には、カレーないしカリーという料理は存在せず、インドの公用語の中にも、カレーないしカリーという言葉は存在しない。

curryは英語であるが、かつてインドはイギリスに占領されており、この時に英語としてのcurryという語が作られた。しかしこの語源については諸説あり定かではない。

但し、インド内外の外国人向けインド料理店では、カレーという語を用いて案内している。

カレー粉

インドでは、香辛料を粉状に混ぜ合わせたものを使うが、これはヒンディー語でマサーラー(मसाला、masālā)という。更に、このマサーラーにも様々なものがある。

このマサーラーを参考に作られイギリスで発展した香辛料が、カレー粉である。

カレールウ

カレー粉に小麦粉とスープをまぜ、サラダ油など食用油脂で炒めて水分を飛ばし固めたもの。

日本で一般的なカレーライスに掛けるとろみのあるカレーは、このカレールウ(カレールー)で作られる。

カレーライスは飲み物

日本のタレントであり、デブタレの先駆けともされるウガンダ・トラは生前、「カレーライスは飲み物」と主張し、カレーライスを飲むかのようにスピーディーに食し、一世を風靡した。

一般人は「カレーライス」はさすがに飲めないので「カレーは飲み物」と解釈し、これが広く広まることになったが、ウガンダ・トラはスープカレーのようなものを飲み物と言ったわけでは無い。普通のカレーライスが、彼にとっては飲み物だったのである。

インドカレー

インド料理やネパール料理には、様々なカレー料理が存在する。

様々な香辛料で肉や野菜などを煮て作る煮込み料理が多い。これをおかずとし、北インドではチャパティーやナーンなどのパン、南インドでは米を主食としている。

香辛料は南北で差があり、北インドやネパールで一般的なものは、クローブ・ナツメグシナモン・クミン・カルダモン・コリアンダー(パクチー)などを配合して作る、ガラムマサーラーである。

南インドでは、カラシナ(芥子菜)の種子(マスタードシード)や大葉月橘の葉(いわゆるカレーリーフ)などが使われる。

インド・ネパール料理では様々な香辛料が用いられる。外国人には全部同じものにしか見えないが、インドにおいてはそれぞれ別の料理として、別の名が付けられている。

スリランカカレー

インドの南に位置する島国、スリランカ。スリランカでカレーとは煮込み料理のことを指すが、香辛料をふんだんに用いた、英語でCurryと呼べるカレーもある。

俗にスープカレーと呼ばれるサラサラしたカレーであることが特徴となっている。海洋国なので具材は魚介類が多く使われ、また赤道に近い熱帯の国なのでココヤシなどが多くあることから、ココナッツミルクなどで甘く味付けされることも多い。

日本でも、インド・ネパール料理店は多数あるが、スリランカカレーを食べられる店は少ない。

タイカレー

タイ料理は、インド料理とは別に発展した料理である。

タイ料理のうちタイの宮廷料理には、ゲーン(แกง、kaeng)という複数の香辛料を用いたスープ料理があり、カレーに似ていることから、タイカレーと呼ばれている。

肉は鶏肉をメインに、香辛料や野菜、ハーブ類(こぶみかんの葉など)を水やココナッツミルクで煮込み、ナンプラー(魚醬)で風味を付けて作られるスープカレーである。マンゴーなどを入れるものもある。

香辛料の辛さの中に、ココナッツミルクの甘味のある独特の風味が特徴となる。

ベトナムカレー

ベトナム料理のカレーは、カレー粉に香辛料やハーブを混ぜ、タイカレーのようにココナッツミルクを混ぜて煮込み、ナンプラー(魚醬)で風味を付けて作られる。

米飯に掛けるほか、麺に掛けたり、フランスパンを浸けて食べたりする。

ミャンマーカレー

ビルマ料理(ミャンマー料理)の煮込み料理などおかず全般をヒン(ဟင်း、hin)というが、これが便宜上、海外ではミャンマーカレーなどと呼ばれている。

インドほど香辛料を用いないため、それほど辛くないのが特徴である。

インドネシアカレー

インドネシアには数百の民族と方言があり、それぞれの民族料理がある。しかしインドネシア料理にカレーは存在しない。

ジャワカレーで有名なジャワはインドネシアのジャワ島であるが、ジャワ島にジャワカレーというインドネシア料理は存在しない。

牛肉を香辛料やココナッツミルクで煮込んだ「ルンダン」(rendang)や、ヤギのスープ「グレ・カンビン」(Gulai kambing)などが、いわゆるカレー料理と解されている。

マレーシアカレー

インドネシアのrendangをレンダンと呼び、食べられている。

また、南インドに起源を持つインド系マレーシア人により、インドと同様のカレー料理が作られ、食べられている。

カレーリーフを使うことは南インド的であり、ココナッツミルクを使うのは地域的なものだろうが、タイカレーに近い。

シンガポールカレー

マレーシアの南端にあるのがシンガポールである。

ここも、南インドに起源を持つインド系シンガポール人によりカレー料理が作られ、食べられている。

用語の所属
インド料理

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