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銀河団

辞書:科学用語の基礎知識 天文学天体用語編 (USTLY)
読み:ぎんがだん
外語:cluster of galaxies 英語
品詞:名詞
2001/04/22 作成
2009/06/18 更新

銀河が数百から数千個、数Mpcの範囲に重力的に集まって形成されたもの。

研究の結果、銀河はばらばらに分布しているのではなく、ある程度のまとまりを持つことが明らかとなってきた。

うち、銀河の集団で、数十個程度のものを銀河群、数百〜千個程度の大集団を銀河団と呼んでいる。

銀河群、銀河団

我々のいる銀河系も、アンドロメダ銀河(M31; NGC 224)や大小マゼラン銀河など、30個以上の銀河で構成される銀河群(これは局部銀河群と呼ばれる)を作っている。

またおとめ座の方向には銀河系から最も近い銀河団、おとめ座銀河団が存在し、M87(NGC 4486)などの巨大銀河を中心に約1,000個の銀河が集まっている。銀河系からの距離は約6,000万光年で、直径は約1,200万光年である。

超銀河団

さらに、銀河団の存在密度も一定ではなく、ある程度の銀河団がまとまって存在する事が分かっている。これを超銀河団と呼んでいる。

我々の銀河系は、おとめ座銀河団などを含めて局部超銀河団の中心になっている。

空間分布

最近の観測では、銀河団や超銀河団の宇宙空間での分布は、泡の表面上に存在するような構造をしていることが分かってきた。

この泡の内部には銀河が殆どなく、この空間をボイド(超空洞)と呼んでいる。

こういった銀河団は、宇宙の初期条件を反映していると考えられている。

距離の光年は、おとめ座銀河団を除き、ハッブル定数をH0=72km·s−1Mpc−1と仮定し、宇宙は平坦で、物質と宇宙定数の寄与率を3∶7として計算されている。

名称位置(J2000.0)距離
固有名詞エイベル番号赤経赤緯赤方偏移z億光年
おとめ座銀河団 12h 30.8m+12°23′0.00390.59
ろ座銀河団S37303h 38.5m−35°27′0.00460.62
ポンプ座銀河団S63610h 30.0m−35°19′0.00871.2
ケンタウルス座銀河団A352612h 48.9m−41°18′0.00871.5
うみへび座Ⅰ銀河団A106010h 36.9m−27°31′0.01101.5
ペガスス座Ⅰ銀河団 23h 21 m+08°11′0.01341.8
くじゃく座Ⅱ銀河団S80518h 47.2m−63°19′0.01391.9
かに座銀河団 08h 23 m+21°59′0.01602.2
ペルセウス座銀河団A42603h 18.6m+41°30′0.01832.5
しし座銀河団A136711h 44.5m+19°50′0.02152.9
かみのけ座銀河団A165612h 59.8m+27°58′0.02323.1
 A219916h 28.6m+39°31′0.03094.1
ヘルクレス座銀河団A215116h 05.2m+17°44′0.03714.9
 A8500h 41.6m−09°20′0.05186.8
かんむり座銀河団A206515h 22.7m+27°43′0.07219.3
 A113210h 58.3m+56°46′0.136317
 A52004h 54.3m+02°56′0.20324
 A37002h 39.8m−01°35′0.37340
Cl 0024+1654 00h 26.6m+17°10′0.39241
3C295団 14h 11.8m+52°10′0.46146
Cl J0152.7-1357 01h 52.7m−13°57′0.83368
3C324団 15h 49.8m+21°26′1.20682
RX J0848.6+4453 08h 48.6m+44°53′1.27384

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