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酸は金属を溶かす能力を持つ。一般に強い酸の方が様々な金属を溶かすことができる。イオン化傾向が水素より小さい金属を溶かすことができるのは、酸化力の強い酸のみである。
この能力は、王水>熱濃硫酸≒硝酸>濃硫酸>希硫酸>塩酸の順となる。
塩酸は酸化力が殆どないので、還元性の酸と呼ばれている。希硫酸も酸化力は殆どないので塩酸と同等である。
酸としての強さが硫酸より上であるはずの塩酸は、酸化力の強さでは硫酸に負けている。根拠は、塩酸や希硫酸はHよりイオン化傾向が低い金属を溶かさない、熱濃硫酸はイオン化傾向の小さい銅や銀を溶かす、濃硝酸は銀を溶かす、王水は金を溶かす、ことによる。
弱酸でも酸化力が極めて強い弗化水素酸(HF)水溶液は銅を溶かす。
なお、鉄などは濃硝酸には溶けない(不動態)。鉄の表面が濃硝酸により酸化され酸化鉄が生成し、これが鉄表面をカバーするためである。
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