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H-ⅡAロケット29号機

辞書:科学用語の基礎知識 天文学ロケット編 (UROCKET)
読み:エイチトゥーエイ・ロケット・にじゅうきゅうごうき
外語:H-IIA F29: H-IIA Launch Vehicle No.29 英語
品詞:固有名詞
2015/09/18 作成
2016/01/19 更新

宇宙航空研究開発機構(JAXA)(かつてのNASDA)により開発されたH-ⅡAロケットの29号機で、本番 第26号機。高度化仕様の第一号機。

H-ⅡAロケットの第29号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第65号機である。

「H-ⅡA・F29」とも呼ばれる。

2015(平成27)年11月24日種子島宇宙センター大型ロケット発射場の第1射点より発射方位角91°で打ち上げられた。

ロケットの仕様

ペイロード(積載物)

  • カナダTelesat社の通信放送衛星「Telstar 12 VANTAGE」

これまでの打ち上げで実験されてきた第2段エンジンLE-5Bの再々着火実験などの成果を、本番に反映した「H-ⅡA Ver 2.0」として最初のH-ⅡAロケットであり、商業打ち上げを受注した最初のH-ⅡAロケットでもある。

今回のH-ⅡAロケットでは、3つの開発項目が達成されている。

  • 静止衛星打ち上げ性能の向上
  • 衛星搭載環境の緩和
  • 地上レーダー不要化に向けた航法センサー開発

気象

ロケット打ち上げ時の天候は晴れ、北東の風8.6m/s(7m/cBeat)、気温22℃であった。

計画

打ち上げは、2015(平成27)年11月24日15:23(@307)、打ち上げ予定時間帯は15:23〜17:07とされた。

打ち上げ当日、警戒区域内に船舶が侵入したため打ち上げは2015(平成27)年11月24日15:50(@326)に延期された。

なお、予備期間は11月25日12月31日が予定されていた。

沿革

以下は全て計画値。

  • 2015(平成27)年11月24日15:50(@326): リフトオフ
  • X+1分56秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 燃焼終了
  • X+2分7秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 第1ペア分離
  • X+2分10秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 第2ペア分離
  • X+3分25秒: 衛星フェアリング 分離
  • X+6分40秒: 第1段主エンジン燃焼停止(MECO)
  • X+6分48秒: 第1段・第2段 分離
  • X+6分54秒: 第2段エンジン第1回始動(SEIG1)
  • X+11分7秒: 第2段エンジン第1回燃焼停止(SECO1)
  • X+22分46秒: 第2段エンジン第2回始動(SEIG2)
  • X+26分37秒: 第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2)
  • X+4時間22分45秒: 第2段エンジン第3回始動(SEIG3)
  • X+4時間23分31秒: 第2段エンジン第3回燃焼停止(SECO3)
  • X+4時間26分56秒: 「Telstar 12 VANTAGE」分離、打ち上げ成功

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