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ぼうえんきょう座の棒渦巻銀河ESO 184-G82に出現した極超新星。
γ線バーストと超新星の位置が一致したのはこれが初であり、一つの爆発が可視光領域では超新星、γ線領域ではγ線バーストとなる可能性が見いだされた。その後、世界中の天文学者が追跡観測を行なうこととなる。
この超新星のスペクトルには広い吸収線が見られ、ここから極めて高速に膨張(爆発)していることが見いだされた。その速度は30000[km/s]と見積もられ、それは光速の10%にも達するものだった。
しかし同時に、これは既知のあらゆる超新星と特徴を異にするものであった。水素の線が見えないためⅠ型超新星と考えられたが、珪素の線(Ⅰa型超新星)やヘリウムの線(Ⅰb型超新星)も見られない。そのため一旦はⅠc型超新星に分類されたものの、従来のⅠc型超新星との類似性が見られなかった。その後、この天体は極超新星であると結論づけられたのである。
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