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キャッチホンⅡ

辞書:通信用語の基礎知識 固定電話サービス編 (WTELFS)
読み:キャッチホントゥー
外語:Catch phone II 和製英語
品詞:商品名
1997/03/16 作成
2008/07/25 更新

NTT地域会社が提供するコールウェイティングサービスの商品名。

話中の場合に、もう一通だけベルを鳴らして電話を繋げるサービスで、キャッチホンの改良版。

加入電話および加入電話・ライトプランなどでのみ提供されており、INSネット64INSネット1500では利用できない。

キャッチホンの全機能に加え、NTTのキャッチホンⅡセンターの対応機能が追加された。これは通話中にアクセスがあった場合、もう一通だけベルを鳴らして電話を繋げるか、又は相手のメッセージをNTTが録音しておいてくれるというサービスである。

通常のキャッチホンは月額300円(税込315円)であるが、これは月額500円(税込525円)徴収される。工事費は無料。

由来

パソコン通信の時代、通常のキャッチホンでは不都合であったことから作られた。

標準のままでは通常のキャッチホンと同様にモデムの通信は切断されてしまうが、何回キャッチコールしたら録音に回すかという指定を「0回」にしておくと、全くコールが掛からずいきなり録音にすることが可能。

これによりパソコン通信中にアクセスがあっても、モデムの接続が切断されることはなくなる。但し、録音がある場合はダイアルトーンの音が変化するため、録音を消すまで次のダイアルが出来ないという問題もある。

ADSL光ファイバーの時代となった昨今では特段必要性があるとは考えられないが、テレホーダイ+Webサーフィンが流行した頃には夜中中繋ぎっぱなしも普通にあったため、必須のサービスといわれた。

また当然、ヘビーチャッターにも有効な手段である。これで恋人からの真心の電話も逃がしません(嘘)(いっつも留守電だったら捨てられるって…)。

そんな時代には、親に無断で電話を使う学生は「キャッチかかっても電話内容によっては話を中断したくないことって多いじゃない。これ便利だよ〜」と、父親辺りを騙くらかして導入させると幸せになれたらしい。

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