X線バリウム造影剤。
主として医薬用(X線造影剤)として使われる。
また、塗料、プラスチック、蓄電池等への応用もある。
天然には、硫酸バリウムの結晶である重晶石(mineral barite)として存在する。
胃のレントゲン撮影で飲まされる「バリウム」とは硫酸バリウムであり、この天然の石を砕いて作られる。
純粋なものは無色の結晶だが、一般的には鉄、マンガン、ストロンチウム、カルシウム等不純物を含んでおり、黄褐色または黒灰色を呈した、半透明な鉱物として得られる。
従って、一般的には重晶石を砕いたものをそのまま使うのではなく、純度を高めるための精製をする。
水に殆ど溶けない。また胃液や腸液でも溶解せず、消化管から吸収されることがないため毒性はなく安全とされている。
しかし、そのまま体内に放置すると腸内で固まってしまい、消化管に穴が開くことがある。消化管に穴が開き、腹膜炎を併発するなどして死亡する例が、年に数例あるとされる。特に高齢者は危険とされる。
健康診断の際には、下剤が渡されるか、あるいは最初から下剤入りのバリウムを飲まされ、検査後はさっさと排泄されるよう配慮される。検査当日は、水分を多めに取り、その日は積極的にバリウムを排泄する必要がある。
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