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Smithfield

辞書:科学用語の基礎知識 中央演算処理装置商品名x86編 (INCPU86)
読み:スミスフィールド
外語:Smithfield 英語
品詞:固有名詞
2008/02/29 作成
2010/04/05 更新

IntelIA-32(x86)プロセッサーのうち、Pentium Dの初代プロセッサーコアの開発コードネーム。略称は「炭」。

Xeon DP用コアNoconaをベースにして作られた、第一世代のPentium Dである。

シリコンウェハは、コアが連続して並べられて製造される。その並んだコア2個を、一つのダイとして切り出してパッケージングしたものである。特別なことは何もしていない、本当に名前の通りのデュアルコアである。

3.00/3.20GHz製品(830と840)にはEISTが搭載されており、高負荷で加熱すると2.80GHz(820相当)までクロックダウンされる。

仕様表

項目特徴
マイクロアーキテクチャーNetBurstマイクロアーキテクチャー
コアのクロック周波数2.66/2.80/3.00/3.20GHz
FSBクロック533/800MHz
最大バス帯域幅 
1次命令キャッシュ実行トレースキャッシュとしてコアに統合
1次データキャッシュ16Kiバイト、コアに統合
2次キャッシュ2Miバイト、コアに統合
製造プロセスルール90nm
ダイサイズ 
集積トランジスタ数 
動作電圧 

主な対応機能に、次のようなものがある。

次の機能には、対応していない。

ベストエフォート型CPU

ただでさえ発熱が大きいNetBurstで、その上コアが二つでは問題がありすぎたらしく、デスクトップ用CPUでありながら省電力機構の拡張版Intel SpeedStepテクノロジ(EIST)が搭載されている。

CPUに負荷を掛けるとすぐに熱でクロックダウンしてしまうため、某巨大掲示板では「ベストエフォート型CPU」などと揶揄された。

業界初のベストエフォート型CPUという試みは斬新ではあったが、残念ながら同時期、表示されたクロック通りの性能が出せるCPUが他社から出ていた(Athlon 64 X2)ため、この製品に魅力が存在しなかった。

プラットフォーム

全ラインナップ

  • 2.66 GHz(805)、2.80 GHz(820)、3.00 GHz(830)、3.20 GHz(840)

後継コアは、Presler(プレスラ)である。

語源は地名で、バージニア州スミスフィールドから。

用語の所属
Intel
IA-32
x86
NetBurstマイクロアーキテクチャー
関連する用語
Pentium D
Presler

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