2000/12/15 作成
2011/08/18 更新
IPv4パケットの先頭に付けられるヘッダー。長さは20オクテット以上の可変長である。末尾の音引きを略して「IPv4ヘッダ」とも。
IPv4ヘッダーの構造
先頭より順番に、次の情報が格納される。
- Version (IPバージョン) (4ビット) IPv4なら4
- IHL (ヘッダー長) (4ビット) 32ビット単位で表わす。最短は5
- Type of Service (サービスタイプ) (8ビット)
- Total Length (全長) (16ビット) IPヘッダーを含むパケットの全長
- Identification (識別子) (16ビット)
- Flags (フラグ) (3ビット)
- ビット7: evil bit (1ビット、1=悪意あるパケット(RFC 3514))
- ビット6: Don't fragment (1ビット、1=分割不可:フラグメント禁止の指示)
- ビット5: More fragments (1ビット、1=継続フラグメントあり)
- Fragment Offset (フラグメントオフセット) (13ビット)
- Time to Live (生存時間、TTL) (8ビット)
- Protocol (プロトコル番号) (8ビット) 例えば、TCP=6、UDP=11、ICMP=1など。
- Header Checksum (チェックサム) (16ビット) ヘッダーの1の補数和
- Source Address (送信元IPアドレス) (32ビット)
- Destination Address (宛先IPアドレス) (32ビット)
- Options (オプション) (32ビット単位、0個以上)
- Padding (パディング) (32ビット単位にアラインメントする領域)
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